普段メルボルンの街中でマスクをしているのはごく少数のアジア人だけ。
去年、小さな外科手術のためにほんの数日入院した時も院内でマスクしていた人は見なかったなあ。
とにかくマスク、オーストラリアではあまり一般的ではないのです。
ビクトリア州でも年明け以降は森林火災がさらに悪化して、風向きによっては都市部まで有害な煙霧で覆われる日があって・・・・
マスクの需要が高まっています。
しかし、日本みたいに薬局やコンビニで気軽に買える使い捨てのマスクがありません。
煙がひどい日に近所のスーパーの買い物に行った時、マスクのかわりにタオルやらバンダナを口に巻いてる「にわか対策」の人が大勢いてね。
なかには建築現場などで使う本格的なマスクをしてる人もスーパー店内に少数いて、ちょっとびっくり。
こんな感じ・・
まあ、森林火災の煙対策にはこういうマスク着用が理想的なんやろうね。
父が最後にこちらへ来た時に「日本から持って来たけど使わなかったから・・」と我が家に置いて行った布マスクを発見。
化学繊維の使い捨てマスクではなく、洗って繰り返し使えるガーゼのマスク。
エコやな。
耳紐やら口当てガーゼなどの付属品がお肌に優しい100%オーガニックコットン。
耳掛けがゴムではなくてリボン紐なので、何度洗っても伸びないやろう。
使い捨ての化繊マスクとは違って、ぬれマスクやアロママスクとして使えるらしい。
「ほほう!」
マスクにこだわりがあって父はこれを選んだのか、たまたま空港の薬局かどこかで出発前に買い求めたものがこれだったのか、誰かにもらったのか、それはわからない。
そんなことを父に尋ねたところで「さあ、忘れた」と言うに違いない。
まあ、ええわ。
このマスク、大切に使おう。
【追記】
1月15日,日本政府は,オーストラリアにおける森林火災に関するオーストラリア政府からの要請を受けて,人道的観点及び豪州との友好関係に鑑み,国際緊急援助隊・自衛隊部隊を派遣するとともに,国際協力機構(JICA)を通じ,緊急援助物資(マスク)を供与することを決定したとのこと。