投宿先で借りた自転車。
自転車に乗るなんて何年ぶりやろう。
小春日和の午後にご機嫌で走ってたら、高齢の女性と接触!
私は緩やかな坂道をゆっくり登ってました。
道の向こう側を坂下っていた自転車に乗ったおばあちゃんが斜めに道を横切ってなぜか私に向かって来た。
え?
なんで?
避けようとする私におばあちゃんは大接近!
私は咄嗟に自転車降りたんだけど、自転車が手から離れて派手にガシャーンと倒れてね。
と同時にバランス崩して両膝を地面に強く打ち付けました。
おばあちゃんは私にぶち当たった後、体勢立て直してそのままゆらゆらと立ち去ったんです。
おばあちゃん強し。
その場にいた数人の目撃者曰く
「近所の独居のおばあちゃん。認知症が進んでるのよ。自転車乗ってひとりで出かけるなんてダメなはず。」
親切な目撃者が私の自転車起こすのを手伝ってくれました。
まるで小さい女の子に接するかのように「ひとりで帰れる? どこか痛いところない?」ってね。
「大丈夫です。すぐそこですから。どうもありがとうございます。」とはどうにか言うたものの、嬉しいわ、恥ずかしいわ、膝痛いわでもう泣きそう・・
帰ってから気がつきました。
両膝擦りむいてちょっぴり出血。
自転車はやめて、やっぱり歩こう。
萩はコンパクトな町だから。





