知り合いから短い棒状のお香を一箱いただき、久しぶりにマッチを擦りました。
アロマキャンドルなどに火をつける時はチャッカマン(柄の長い使い切りライター)を使うのですが、このお香はマッチで・・・となぜかそう思ってね。
しばらくあちこちの引き出し開けて探しました。
あった〜! マッチ。
子供の頃、初めてマッチを擦った日のことを急に思い出しました。
「上から下へ擦らないとマッチの軸が折れるからね。」
母に繰り返しそう言われたのに、うっかり下から上へ擦ってしまい、火はついたけど力の入れ具合がよくわからなかったせいか同時にマッチ棒が折れてね。えらいこっちゃでした。
そばで見ていた母に「もう一度挑戦してごらん」みたいなこと言われたような気がするのですが、それっきりマッチが怖くてね。
しばらくマッチが使えない症候群になってました。
アンデルセンの童話「マッチ売りの少女」の絵本の印象が強くて、マッチ→悲しい・・の感情に結びついていたことも覚えています。
小学校の学年が2つ上の近所の男子は膨大な数のマッチ収集を自慢してたっけ。今ではすっかり見かけなくなった紙製のブックマッチもかなり持ってたなあ。純喫茶とかバーとか子供は行かないはずなのに。
あのコレクション、その後どうなったんやろう? と普段は思い出すこともないマッチ収集家の近所の男子を思い出してみたり。
確か1970年代の後半には使い捨てライターが普及して、調理器具や暖房器具には自動着火装置が標準装備となったはず。広告手段としてのマッチもポケットテイッシュなどが街頭で配られるようになってたっけ。
そんなあんな考えてたら、「藤むらさき」と箱に書かれたお香が終わって静かに消えました。
復活祭の連休は今日が最後。
マッチの世界 天気悪いので、こんなの読んでダラダラしてます。
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