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2013年10月30日水曜日

温泉宿にて


オージーのつれあいは私が行ったことがない日本の景勝地を訪ねて何度も一人旅しており

お刺身、お寿司、日本酒大好き。日本の食べ物全部好き。納豆もオッケー。
自称 ラブ ジャパン・・・

彼と初めて日本へ一緒に行った時の話。

温泉大好きと言う彼の言葉を真に受けた私は、ちょっと奮発してやや高級温泉宿を手配した。
彼を喜ばせたかったんよね。

なのにつれあいったら!!
もう二度とあんたとは日本の温泉行かへんわ!!

温泉でなんであんたはカラスの行水なん?


宿に到着してすぐに彼が向かった男湯はラッキーなことに彼ひとりだったらしい。
露天風呂に入って美しい景色を愛でていたら
突然、宿の従業員の中年女性が「失礼します~」と男湯の桶やら何やらの整頓に来てんて。

私  「だからどうしたん?」

つれあい 「えらいびっくりした。男湯に女性の従業員が入ってくるなて、あり得ない!」

むっとしてる。
そっか、だからカラスの行水やったわけ。

例えば、銭湯の番台におっちゃん座ってようと、おばちゃん座ってようと関係ないやん!

まあ、そんなことをオージーのつれあいに話してもわからんよね。

温泉宿に到着した後、夕食までの時間にまずお風呂。
夕食後にまたゆーっくりお風呂。
翌朝、朝陽が射し込むお風呂でリラックス。
最低3回のんびりお風呂に入るのが温泉宿に泊まる楽しみちゃいますのん?

なのに、つれあいがこの温泉宿でお風呂入ったのは結局一回のみ。
それも超短時間。
あんた、日本の温泉大好きって言うたやないの??

 

2013年10月29日火曜日

法令と便秘

Constitution(法令)と言ったつもりが、Constipation(便秘)といい間違えて
えらい笑われた。
だって、似てるもん。
こういうことはよくある。

以前の勤務先で日本語が堪能な男性のオーストラリア人の同僚が朝一番に会社に電話してきた。
「美容院に行くので遅れます」と日本語で私に言った。
聞き返したがやはり、それは美容院だった。
電話を切った後、私は笑った。
笑ってはいけない。
美容院と病院は彼にとって難しかったらしい。

2013年10月27日日曜日

薔薇を摘む人


退職してから、平日の昼間に家で過ごす時間がうんと増えた。
会社勤めの頃は週末も慌しく過ごしていたからなのか、この家に越して6年あまり経った今になって気付くこの家のこと、近所のあれこれがあって、退屈しない。

例えば、この部屋は朝陽が沢山窓から入ってきてこの時間は気持ちええねんな・・・とか。
この時間は学生の多くが我が家の前を通るんや・・とか。
下校途中の学生たちが窓際の陽だまりにいる我が家の猫に、窓ガラス越しに声かけて相手になってくれてる・・・とか。
嬉しいな。

今まで知らなかった。

それから、我が家の向かいの家の前庭に見事に咲き乱れる薔薇の花を、塀越しに白昼堂々と次から次へと鋏で切ってバッグに入れる人を見た。その隣の家の花も摘んでた。

ウゲっ

2013年10月15日火曜日

ウォーターベッド


私はウオーターベッドが大好き。
もう20年以上ずーっとウオーターベッドだ~!

ウォーターベッドの表面は体とぴったり隙間なくフィットします。
なので寝返りが少なく、熟睡することができる(と私は信じている。)
ベッドに入るやいなやIPadや本を胸に置いたまま眠りに落ちてしまうんよね、私。

他にもウオーターベッドの長所は沢山あります。

しかし、強面のダーリンはウオーターベッドが嫌い。
(強面とウオーターベッドは関係ないが)

ベッドに身体が深く沈み込んで快適ではないと言う。
深く沈みこむ??
そんなわけないやろう・・・ 絶対にそれは違う!

彼にとってウオーターベッドは水枕の巨大版というイメージなのか?
ベッドの中に水しか入ってないと思ってるのかも。

ウオーターベッドの中の構造を実際に見せることができればええねんけど。

今人気のベッドメーカーが追い求めている寝心地をウォーターベッドは備えているように思うよって言いたいねんけど、うまく説明できんのよね、これが。

なぜオーストラリアでもウォーターベッドが敬遠されるようになってきたか。
きっとベッドの「重さ」と「メンテナンス」やな。
クイーンサイズ以上だと総量が1トン近くになるもん。

引っ越しや部屋の模様替えなどの移動は、専門業者を呼んで中の水を抜かなければならないので手間も費用もかかるなど、悪いイメージばかりが広がったんやね。

「ええ?? まだウオーターベッド?」って友だちにもよく言われます。

近々引っ越す。
ベッドをどうするか思案中。

2013年10月2日水曜日

目は笑わない笑顔


「お客様は神様」の過剰なほどの日本の行き届いたサービスをオーストラリアで期待してはいけない。
そんなことはもうよーくわかってます。
しかし・・・
一日に雲泥の差のサービスを受けた。

新しい携帯電話を求めて会社帰りに会社のすぐ近くの某大手通信会社のお店へ。
若い女性の店員さんがコンピューターのスクリーンの前に私を座らせ、丁寧に機種やプランの説明してくれた。

この店員さんね、すごい笑顔。
やねんけど店に入ってからずーっと気になったのは彼女の目がまったく笑っていないこと。
まあ、よろし。

私の個人情報をコンピューターに打ち込み始めたその時、この店が間もなく閉店することに私は気がついた。このお店、5時半閉店やってんね。6時までやと思ってた。

笑顔だけど目は笑っていない店員さんのフレンドリースイッチがまるで突然プツっと切れたように
冷たく私にこう言いました。「閉店です。コンピューター止まりました。明日もう一度来て」

他の店員さんがガラガラ大きな音を立てて店先のドアを閉めはった。最後に残ったお客の私と他の店員さん数名が出れるほんの小さな隙間を残して。そして照明も落とされて夜間用の照明に。

ええ・・まじですか? 

バッグ持ってよろよろと椅子から立ち上がり、もうひとりの店員さんに見送られて店を出る私よりも素早く、笑顔だけど目は笑ってない彼女(しつこい)は自分の荷物を持って先に店を出た。

唖然!
あの店員さんの目が笑っていなかったのは、私が閉店間際に店に入ったからやってんね。
今頃わかった。

気を取り直してそこから帰宅途中にスーパーマーケットの横にある酒屋へ。
ここは8時まで開いてるお店やから大丈夫や。よし!

この手の酒屋の店員さんにお酒の何を聞いても無駄・・・とこれまでずーっと思っていたけど
この日の店員さんは違った。
ワインの棚をゆっくり見て迷っている私に声をかけ、私の予算やら何やら親切に聞いて
沢山のアドバイスをくれた。
こんなの、スーパーマーケット横にある酒屋では初めて。
うわっ 感動!
嬉しかったな~
同じ店員さんがいるかどうかはわからんけど、次回もワインはここで買おう!

携帯電話はもちろん別のお店で買いました。