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2017年11月14日火曜日

無料




「無料の似顔絵を描く」というお仕事を農業祭の主催者からいただき、泊りがけで田舎へ行った。

無料の時はたいてい長蛇の列ができる。

この日もそうだった。
それはええ。

しかし、目の部分がわずかにあいているだけのベール(ニカブと言います)をまとったイスラム教の女性が濃いサングラスかけてオットの前に座った時はびっくりした。

このいでたちのままで似顔絵描いてほしいとおっしゃる。
いくら無料でもねェ・・・

2017年11月6日月曜日

象の耳

どちらかと言えば「オタク」っぽくて、「ボク、人見知りなんです・・・」なーんて言いそうな冴えん感じのアジア系青年が、近くに座っている若い女性二人にいきなり話しかけているのを見た。

シドニーの空港に着いてから宿泊先へ向かう電車の中でのこと。

正装した美しいインド人女性二人が近くに座るまでは、一心不乱にイヤホン耳につけて携帯電話でゲームしてたこの青年・・・

美しい民族衣装ときらきら光るアクセサリー、そして通常のビンディーよりももっと派手な額のペイントなどなど礼儀正しい口調で褒めた。

"You look very gorgeous" 何度も繰り返してたなあ。

ナンパしようとしてるとか、そういうんじゃなくてね。
ただ誠実に率直にアジア系の若い青年が美しく着飾った民族衣装の女性を褒めてた。

すごく爽やかで好感が持てた。

インドの民族衣装を詳しく知らない私にも、正装であることはすぐにわかる。

「何のお祝いですか? インドのどちらの出身ですか? オーストラリアで生まれたんですか? へ~!」
この青年は興味深くいくつかの質問をしてた。
インド人の着飾った若い女性二人はすごく嬉しそうで、会話が弾んでたなあ。

後ろに座ってた私の耳は、もちろん象の耳!


2017年11月3日金曜日

喫茶店にて


ある週末の朝、近所の喫茶店で老夫婦に話しかけられた。
おばあちゃんが私に
「喫茶店でひとりで新聞読んでる人、久しぶりに見たわ・・・」

私「はぁ?」

おじいちゃん曰く
「レストランでも喫茶店でも、バスや電車も歯医者の待合室でも、老若男女問わずとにかく皆が携帯電話とにらめっこしとるから。」

うーん・・・