ページ

2024年3月16日土曜日

電車の中で


平日の午前中に電車でメルボルンの街へ出かけた。
通勤通学の時間帯はとっくに過ぎて普段は空いている時間帯だったんだけどね。
高校生の大きなグループが途中でどーっと乗ってきて賑やか。

シニアのご夫婦が車内を見回して空いている席を探している様子だったので、始発の駅から座っていた私は咄嗟に席を譲ったんです。杖をついた旦那さんだけでも座ってもらおうと思って。

そしたらね、杖をついた旦那さんがにっこりスマイルして私にこう言ったんです。
「こんなに沢山学生が座ってるんです。あなたが立つ必要ないよ。」

側に座ってた学生ふたりが渋々立ち上がってくれたんだけどね。
それでもまだ小さな男の子を抱っこしたお母さんがドアの近くに立ったまんま。

「この学生たちに引率の先生はいないの? 学校の教育はどうなってるの?」
シニアのご夫婦の奥さんがちょっと大きな声で・・・

引率の先生らしき人が学生を促して子供を抱っこして立っていた女性に席を譲るように指示。

しかし、引率の先生らしき人も負けてはいません。
「これは家庭教育の問題であって学校教育は関係ありません。」ってこれまた大きな声で。

ふーん。そうなんや・・・

2024年3月12日火曜日

バレエ鑑賞中に緊急避難


バレエ白鳥の湖の第4幕の途中で突然けたたましいサイレンが劇場内に鳴り響いてね。
音楽がパタっと止まるやいなや、場内がぱーっと明るくなったんです。

夜明け前の薄暗い湖のほとり愛を歌い上げるように優美なダンスを続ける王子とオデット。
ああ、これからがエピローグに向かう一番ええとこやったのに。(涙)

演者は舞台にしばらく残されたまま緞帳がおりてね。
白鳥の湖は4幕の途中で中断され、全員建物の外へ至急避難するようアナウンスがありました。

舞台の上でスモーク焚きすぎたのかも。
場内明るくなって気づいたけど、私が座っていた2階席までもくもく煙が来てました。
スモークが多すぎたのか、換気がうまくいってなかったのか。

火災報知器が反応してしまったんやね。

口々に見知らぬ者同士がそんなことを話しながら・・・
エレベーターもエスカレーターも使えないから、避難にえらい時間かかりました。

やっと劇場の外へ出てびっくり。
すでに消防車が5台も来てたんです。
駐車場が立ち入り禁止になってました。

まずはオットに電話して、状況を説明。
迎えに来てもらう場所の変更を伝えました。

劇場の関係者らしき人が避難した私たちに「今日はこれで終演です。すみません」って。
拡声器やマイク使わず、繰り返し謝罪。

声高に文句言う人もなく、皆静かにその場を去ろうとする中で印象的だったのが上品な高齢のマダム。
「舞台にいたダンサー達は無事でしたか?」って係員に尋ねておられたことです。

なんてええ人なんやろう。

開演前に会場で買ったこのパンフレットは大事にしよう。

前回、アデレードで観たウクライナのバレエ団の白鳥の湖も思い出に残る素晴らしい公演でしたが、今回はまた違う理由で忘れることができない白鳥の湖となりました。





2024年3月3日日曜日

ブラックチェリートマト

この夏、表皮と中身ともにやや濃いエンジ色の「ブラックチェリートマト」を育てました。

猫の額ほどの家庭菜園なのですが、シニア二人暮らしには持て余すほどの大収穫。

毎日頑張って食べても追いつかず、今回初めて食べきれない分をドライトマトにしたんです。

2日ほど天日干ししてから低温のオーブンに入れて完成。スライスしたニンニクやら唐辛子やらローズマリーの枝を一緒にオリーブオイルに漬けてね。時間はかかるけど、あら簡単。

タネから野菜を育てるのは楽しく、採れた野菜は愛おしいけど。

大量の収穫に嬉しい悲鳴・・・








2024年2月29日木曜日

わさび


回転寿司のレストランで隣に座っていた女性・・・
わさびの小さな個包装パックを大量に手元に取って次から次へとチューチュー吸ってました。

横目でちらちら。

醤油に溶かすわけじゃなく、お寿司にのせるわけでもなく。
直接口に入れてるんです。

「それ、辛いでしょう? 鼻にツーンときませんか?」
聞いてみたかった。

聞けなかったけど。



2024年2月20日火曜日

ブロワー


見たらあかん・・・と目を逸らしてるのにどうしても目がそっち向いてしまうことってありますよね。

我が家の近所でも先日の暴風雨で街路樹の大きな枝が折れてあちこちに落ちました。
地域によっては大きな被害が出てね。
数日停電したところもあったようです。

落ちた枝を集めてすぐに粉砕機が後方部に搭載されたトラックに入れて・・・
粉砕機から葉っぱやら木の屑がそこら中に飛び散ってえらいことになってました。

作業している人がブロワー使って体についた葉っぱや木の屑を取り除いておられてね。
その様子が気の毒なんだけど、滑稽。

ブワーッとブロワーからの強い風を当てられてるその人と目が合ってしまいました。
気まずそうにちょっとだけ私に笑っておられた。

「お疲れ様」と心でつぶやいて足早にその場を離れました。


2024年2月12日月曜日

さよならも言わずに


先月、フローリングとカーペットの張り替え工事をしました。

フローリングはまるまる2日かかったけど、カーペットは最終日3日目の半日で終了!
それはええ。
しかし、カーペットの作業に来てくれた二人が「終わりました!」も「さようなら」も何も言わずに立ち去ったんです。

オットも私もてっきり我が家の前に停めていた彼らの車に仕事道具など最後の片付けの最中なのかな〜と思ってました。

しばらく経ってから気づいたんです。
もうそこに業者の車はありませんでした。

カーペット張り替えたそれぞれの部屋をチェック。
確かに作業は終わっている。

作業中に出たゴミはそのままポイポイ放置されてた。

「手頃な値段で美味しいもん出してるねんから文句ないやろう?」っていう感じの実家の近所のラーメン屋を思い出した。カウンターは油でベトっとしてる。いつ行ってもおっちゃんもおばちゃんも無愛想なんだけど。
美味しいから通い続けたあの店。

初日と2日目、フローリングの張り替えに来てくれたあの二人はあんなに感じ良かったのに。
家具の移動も快く機敏に手伝ってくれたりして。
「やっぱりここにお願いして良かった」と最初の2日は本当にそう思ってた。

フローリングとカーペット。
張り替えの工事に来てくれた人のタイプが違いすぎる。

昨年末からフローリングもカーペットもあちこち時間かけて見積もり取りました。
我が家にとっては大きな出費ですから。
熟考の末にこの施工業者にフローリングもカーペットも両方お願いすることにしたんです。

店舗を訪ねた時に対応してくれた人がその日すぐに我が家へ来て見積額の提示をしてくれたこと。
そしてサンプル見ながら我々の細かな相談に乗ってくれたこと、事前の支払いに行った時のスタッフの丁寧さ・・・
皆さんとても親切で感じが良くて信頼できる業者だと確信したからここに決めたんです。
決して一番安かったわけじゃない。

なのに最終日のカーペット張り替え作業のふたりのマナーの酷さよ。
当日、連絡もなく約束の時間に大幅に遅れて到着。
謝罪も言い訳もなく作業開始。
おまけに挨拶もなしに作業後に黙って立ち去る・・・・

仕事はきっちりしてくれたし、カーペットの張り替えは半日で作業終わったし。
出来栄えに特に不満はないんだけど。




2024年2月9日金曜日

営業活動


IDRAWU
(あなたの絵描きます)

私たちの車のナンバープレートです。
以前、オットの仕事用の車のナンバープレートを自家用車に移したんです。
まあ、今でもこの車を時々オットが仕事に使うこともあってね。

先日、ショッピングセンターの駐車場で見知らぬ人に声かけられました。
「あなたが絵を描くんですか?」って。

お母さんの誕生日が来月なのだそうです。
兄弟姉妹でお金出し合ってポートレートをお母さんに
プレゼントしようという相談がまとまって、何人かのクリエーターに見積もり取っているとのこと。

「絵を描くのは私じゃないんです。オットです・・・」と言いながらオットの名刺を渡しました。

「オットの画風がお好みに合うかどうかまずはウエブサイトみてくださいね。」

常時バッグの中にオットの名刺が入っている。
そしてショッピングセンターの駐車場で営業活動する私。

私って優秀な広報担当やなあ〜

誰も言うてくれへんから自分で言うてんの。

 

2024年1月27日土曜日

納豆


「納豆食べられます」
これ、オットの自慢。

私は納豆が大好き。
なので、お昼に納豆とご飯とお味噌汁とお漬物・・・は定番。

オットは私ほど納豆が特に好きってわけじゃないんです。
日本人じゃないけど納豆食べる自分が好きなのでしょう。

2024年1月24日水曜日

隣のテーブルが気になる


隣のテーブルが気になる。

セアリック病なのでグルテンフリーでお願い、豚肉はダメ、乳製品もダメなの・・・

「なんでわざわざ外食?」と聞きたかった。

ウエイトレスの辛抱強さに感心しました。
全ての要望をキッチンに伝えて、何ができるか何ができないか丁寧に説明してました。

私がこのレストランのシェフなら、いや、ウエイトレスならきっとこう言うと思う。
「すみません。残念ながらご希望に沿えません。」って。

2024年1月12日金曜日

宿泊客でした


年明け早々、 メルボルン市内のホテルで一泊した時のこと。

朝食会場の各テーブルに置いてあった観葉植物の鉢植えのお世話をしている男性がいました。
てっきり業者の人だと思っていたら・・・

向こうのテーブルから「お父さん! もうやめて〜」って娘さんらしき人の声。

この男性、宿泊客だったんです。

園芸好きのお父さん?
いや、お仕事が園芸関係?

熱心に枯れ込んだ葉を取っておられました。


2024年1月10日水曜日

覚えてない


 夜中に寝ぼけてオットを起こしたらしい。
「メモ取らせてな」と言ってオットの腕にしばらく人差し指でメモしてたって。

そんなん、朝になって報告されても覚えてない。

2024年1月1日月曜日

新年あけましておめでとうございます


新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
皆さんにとって2024年がさらに良い1年でありますように。

2023年12月24日日曜日

2023 我が家のクリスマスカード



これは今年の我が家のクリスマスカード。

ここ数年は郵便事情が悪く、投函する時に「いつ手元に届くんやろう?」と心配でした。

デジタルツールを使わない(というか使えない)日本の親戚宛は特に。

でも、今年はどうやら大丈夫みたい。

近所で親しくしている数軒のお宅からも毎年この時期にカードが届きます。我が家も直接郵便受けに入れて、日頃お世話になっているご近所さんはお礼のメッセージを添えます。

普段ご無沙汰している友達とオットの親族にはズボラしてメールに我が家のクリスマスカードを添付してと毎年この時期に年末年始の挨拶を兼ねて近況を伝えてます。

だから・・・オーストラリアも切手の値段がどんどん上がっていくんやろうね。

オットが描くクリスマスカードの絵を毎年楽しみにしてくれていて(とオットは思っています。)毎回カードについてのコメントをメール返信に添えてくれる優しい人たち。

日頃ご無沙汰している友人や親戚宛のカードに自分たちのことばっかり書いたらあかんな〜

毎年、自分を戒めてます。


こちらでは12月に入ったらずーっと「メリークリスマス」と言ってるような。しかし「メリークリスマス」は12月24日と25日のみのあいさつなんよね。日本では。

私とほぼ同世代の親戚からそう言われました。え? そうだったっけ? 忘れてました。


今年の5月に日本で久しぶりにその親戚に会えたことが嬉しくてね。その時のお礼も書きたかったから。普段はこの親戚にはクリスマスカード送らないんだけど。

今年初めてメールに添付してクリスマスカードをその親戚に送ったところ、やや冷たい返信がありました。

日本ではお正月が大切な行事だって。クリスマスは恋人達と子供達だけのものらしい。「ちょっと早いけどメリークリスマス」と結んでありました。

すみません・・

日本へは年賀状の代わりにクリスマスカードを毎年送ってるんだけど。

まあ、ええわ。


皆さん良いお年をお迎えください。

----

我が家に届いた素敵なクリスマスカード ↓






2023年12月18日月曜日

トランポリン




お隣さんが裏庭にトランポリンが設置しました。
塀のやや近くに。

週末の午後に女の子がぴょんぴょん跳ねてね。
クマのぬいぐるみが我が家の裏庭に飛んできたんです。

クマのぬいぐるみを抱えながらトランポリンしたんやろうね。

元気そうな女の子。

ジャンプするたびに私に手を振るんです。

クマのぬいぐるみを投げ返しました。

2023年12月14日木曜日

バックグランドミュージック


公共の場所でやたらバックグランドミュージックの音量が大きいんです。

先日、メルボルンの電車の駅のプラットフォームと改札口をつなぐエスカレーターで
大音量のラップミュージックが流れていました。

上りのエスカレーターに乗ってた若い男性が両耳を塞いで私にアイコンタクト送ってきた。
「うるさい!」
と感じているのは私だけじゃないんやね。

この場所でこの音楽、必要?

最近パブやショッピングセンターの駐車場やらアーケードやら。
BGMがうるさいのなんのって。

バックグランドミュージックって背景や環境の一部として流される音楽じゃなかった?

ホテル、病院、喫茶店などで人の気持ちを落ち着けるなどの目的で流す静かな音楽が
バックグランドミュージックだと思うんだけど。


2023年12月8日金曜日

人柄は顔に出る?


人柄は顔に出る・・とか
生活は体型に出る・・・とか
よく言われますが。

「恥より得取る」タイプの人は顔に出るな〜と思う出来事がありました。

地域のクリスマスイベントでオットが子供達の無料似顔絵を描いた日のこと。

イベントスタッフの名札を首から下げた押しの強い感じの女性。
終了時間ギリギリにやって来てオットに大きな声でこう言うんです。
「最後に私を描いてちょーだい!」

長い間列に並んで待ってくれていた男の子を押しのけて。

目が怖い。
眉間に大きな皺が寄ってね。
口角が下がってる。
威圧感のある話し方と不機嫌な雰囲気。

オット「いや、でももうひとり。あの男の子が最後ですから・・・」

すると、その男の子に向かって
「もう終わり! 私が最後だからね。あっち行き」

その男の子ね、何も言えずにお母さんと妹が待つ向こうのテントへ向かってトボトボと歩いて行ってしまいました。
屋外のイベントだったのにこの日は朝から土砂降りの雨。

結局、このド厚かましいスタッフの女性を描いた後に私がその男の子を呼びに行ってね。
男の子を最後に描いて無事終了!

この女性はイベントのスポンサーの会社の社員だったらしい。
いや、それにしても参加者の子供を押しのけて。

あの場にオットがいなければ、私は女性にキッパリと言うてたかも。
「主催者側の関係者が参加者の子供を押しのけてまで無料の似顔絵描いてもらうって・・恥ずかしくないですか?」

いや〜 人のふり見て我がふりなおせ・・かな?

ほうれい線が悪化しても、シミや皺が増えても、そんなことよりも
「あの人、嫌な性格がお顔に出てるわね」な〜んて誰かに言われたりすることがないように気をつけたい。

 

2023年12月4日月曜日

メルボルンとタスマニアのガイドブック


 メルボルンとタスマニアを愛して止まないメルボルン在住の高田真美さんが2018年に出版した「素敵でおいしいメルボルン&野生の島タスマニアへ」というタイトルのガイドブック。

最新版が12月5日(もう明日やん!)に発売されます。イエイ!

アマゾンで買えます。

2018年初版の後、掲載したお勧めのお店がコロナの影響を受けて閉店したり。
色々と更新事項が沢山ありました。再度あちこちを丹念に取材してお気に入りを吟味・・・
今回の最新版を出すにあたってはかなりの時間と手間をかけてさらに丁寧に準備されました。

これまでに80カ国にもおよぶ旅を経験しておられる高田真美さん。
「メルボルンの兼高かおる」と勝手に私は彼女をそう呼んでいます。

彼女の旅日記のブログはこちら。

実際にその土地が好きでそこに長年住んでいる人が書いた海外ガイドブックって案外少ないような気がします。

短期のツアーではなくメルボルンで「暮らすような」個人旅行をしたいあなた。
親戚が(知り合いが)メルボルンに住んでるからいつかゆっくりと行ってみようかしら?
子供がワーキングホリデーでメルボルンというところに行くらしい。
留学先としてメルボルンを選ぼうかな?
パートナーの(またはご本人の)転勤が理由でメルボルンに住んでるけどメルボルンの魅力をもっと知りたい。

なーんて人には是非読んでいただきたい。
そして私、Komimiが住んでるオーストラリアのメルボルンってどんなところ?の方々にも。

追記
2018年初版同様に今回の最新版もKindle(電子書籍)で購入可能であればいいのになあ〜と思います。
オーストラリア在住(特にメルボルン在住の人)に読んで欲しいから。
イカロス出版さん、どうか電子書籍化を前向きにご検討ください。

追記その2)
やった〜 電子書籍化が実現しました〜

#イカロス出版
#素敵でおいしいメルボルン&野生の島タスマニアへ

2023年11月30日木曜日

ママチャリ


フルフェイスのヘルメットかぶってママチャリで颯爽と走るシニアの女性。
絶対、あれはモーターバイクのヘルメット。

見た目よりも実利優先。

かっこいい。

2023年11月26日日曜日

バス代行輸送の週末




メルボルンの市内へ電車で行くその日。
一部区間が若返り工事のために途中代行バスが運行してました。

バスに乗り換える駅のホームで途方に暮れている初老のご夫婦・・・
携えているペット用ケージの中には可愛いワンちゃんが。

代行のバスにはペットを連れて乗車できないことを駅員に言われて困っておられたんです。
若返り工事のことを事前に知らなかったとのこと。

もしもこれが東京や大阪なら電車は網の目に走っているから、一部区間がストップしても他に公共交通機関を使っての行き方があるのかもしれません。
しかし、ここはメルボルン。

いや〜 気の毒。
あの後、どうされたんかなあ?




2023年11月22日水曜日

ブリスベン お気に入りの場所

ブリスベンのお気に入りの場所のひとつが美術館のカフェ。
屋外のテーブルに座るのが好き。

しかし・・・今月ブリスベンに行った時にはそのカフェにでっかいトカゲがいてね。
テーブルに座るやいなや私のテーブルに大接近!

「グエ〜」
思わず大きな声が出てしまいました。
私、爬虫類が大の苦手。

隣のテーブルに座っていたご夫婦がボトルの水を地面に撒いて、というかトカゲめがけて飛沫をかけて追い払ってくれてね。

トカゲが方向転換して庭の植え込みに消えました。
やれやれ。




そのカフェってこんなところ。

まずはいつも通りスパークリングワインを頼んでね。
ひとりで乾杯!

気を取り直して美術館内に戻りました・・・
私の大好きなこの絵の前のソファにしばし座ります。

満開のジャカランダの木の下でお茶を飲む男女。
1900年代初頭のこの絵画。
場所はブリスベンのボタニックガーデンらしいです。
だとしたら、この景色は今もまったく変わりません。

ジャカランダが満開の頃にブリスベンを訪れるたびに、ブリスベンで過ごした若い日の思い出を振り返ります。
この絵の前に座るといつもシューマンのピアノ曲「トロイメライ」が静かに流れるんです。

私にしか聴こえないバックグランドミュージックとして。

2023年11月18日土曜日

クジャクサボテン

 


クジャクサボテンの開花が間近なのにニュージーランドへ発つ日が迫ってね。

帰宅した時にお花が終わってたらどうしよう?

クジャクサボテンは花の寿命はとても短いらしい。

愛する娘の花嫁姿を見ずしてこの世を去る母親みたいになるかも。

数日後に挙式を控えているのに・・・なんて思いながら、うしろ髪引かれました。

しかし・・・
クジャクサボテンは私の帰りを待っていてくれたんです。
私が戻るまでずーっとぷっくり膨らんだ大きな蕾のままキープしてたんやね。
健気。
見事に咲きました!
嬉しすぎて何度も庭に出て愛でる私。

あえて行燈仕立てにはせず、自由奔放に育てましたよ。



花が終わった後、伸びすぎた葉を剪定。

10日ほど日陰に干してから土に挿したらまた発根して増えるらしいです。
去年、友人にこの挿し穂の状態でもらった時には「本当にうまく育てられるんかなあ? 花が咲くまで何年かかるんやろう?」と不安でした。
友人は「放ったらかしでオッケー 大丈夫」とは言いましたが。


剪定後


今度はハンギングバスケットで育ててみようか? さらにのびのびと自由奔放に。

2023年11月13日月曜日

テレビ


ニュージーランドからメルボルンに戻ってすぐに・・・
我が家のテレビの調子がどうも悪い。
買い替えて2年しか経ってないのに。

「本当に今後もテレビが我が家にどうしても必要なのか」についてオットとしばらく考えました。

オットの仕事部屋にも私の書斎にもそれぞれのパソコンがあります。
テレビで観ていたYoutubeやNetflixはパソコンで見ればいい。
ニュースや天気予報もどうしてもテレビがなければ困るってことでもない。

しばらくテレビなしで生活してみることに。

う〜ん・・・

なんだかんだであ〜でもない、こ〜でもない。
このテレビを買った近所の家電量販店にオットが行って相談したんです。

スマートテレビ機能の設定を一旦全部消去して再度やり直したら元通りに。
とにかくテレビの調子が悪くて一旦消去するまでにえっらい労力使いました。

良かった! もうしばらくこのテレビ使えそうです。
やっぱりテレビないと寂しいっす。

家電量販店のおにいちゃん、どうもありがとう!!

2023年11月9日木曜日

5年ぶりのNZ 最終回 バス


1週間のベイ・オブ・アイランズのレンタカーでの旅を終えてまたオークランドに戻ってきました。

オークランド市内でバスを乗り間違えてね。
終点でオットと車内でオタオタしていたら・・・
運転手さんがわざわざ私たちの席まで来てくれて。
この後折り返しのどこで降りてどう乗り換えたらいいのか親切に教えてくれたんです。

今回の旅では「ニュージーランドの人の良さ」にあらためて感動しました。

あちこちで多くの方々にとても親切にしていただき、そしてフレンドリーに話しかけてもらってね。

皆さん、どうもありがとう。

キアオラ!

2023年11月7日火曜日

5年ぶりのNZ その3)若いっていい

フェリーが出発するまでのわずかな待ち時間にポイポイ服を脱いで桟橋から海に飛び込んで泳ぐ女の子たち。
健康的で楽しそうでキラキラしてる。
多分10代後半か20代前半くらいかなあ・・・

「若いってええねえ」
自分が若い頃にこれ言われると「はあ〜?」だったっけ。

船着場なのに驚くほど水が綺麗でね。

濡れた体を拭きながら水着のまま裸足でフェリーに乗り込んできた。
お嬢ちゃんたちに話しかけてみたんです。

スウェーデンから来た大学生。
1年休学して3人で旅行中とのこと。

甲板で風に吹かれている間に濡れた体もほとんど乾いたらしい。
フェリーから降りる時には服着てました。

かわいいの。

-----

今回の私たちのニュージーランド北島の旅はこの方の旅日記を参考にして計画しました。

SOWHATさんはこれまでに80カ国以上を旅しておられます。
「メルボルンの兼高かおる」と勝手に私は彼女をそう呼んでいます。

オークランドから車で北へ3時間ほどの場所にベイ・オブ・アイランズ(Bay of Islands)の
パイヒア(Paihia)という町があり、ここで私たちはまず3泊しました。
ベイ・オブ・アイランズは美しい湾に多くの島が浮かぶ魅力的なエリアです。

私たちが宿泊したパイヒアからフェリーで対岸のラッセル(Russel)という町へ行くことができます。
ニュージーランドの最初の首都だったという歴史のある港町。
国内で初めて酒類の販売許可を取得した古いパブが今でも営業しています。
ラッセルでは美しい入江を眺めながら、ワイン飲んでぼーっとしたり・・・
静かな浜辺を散歩したり・・


パイヒア投宿先のバルコニーからの眺め

2023年11月3日金曜日

5年ぶりのNZ その2)野生のニワトリ

オークランドからレンタカーで北上の旅。

郊外で車を駐車場に停めるたびに野生のニワトリがウロウロしてるの。
餌をねだっているのかなあ?

でも、あげたらあかんよねえ。
野生だから。

2023年10月29日日曜日

5年ぶりのNZ その1)配膳ロボット


5年ぶりにしばらくニュージーランドに行ってました。
その時のことを書きます。

オークランドのレストランで。
配膳ロボットとウエイターさんが一緒に働いておられました。
お料理をテーブルまで運んでくれるのはロボットなんだけど、ロボットの側に立ってウエイターさんが配膳ロボットからテーブルに給仕してくれるんです。

これって人件費の節約になってないと思うんですけど・・・

いや、もしかしたら配膳ロボットお試し中なのかなあ?

2023年10月24日火曜日

春の断捨離

断捨離っていう言葉・・ 
ヨガの「断行・捨行・離行」から生まれた言葉だそうですね。

『新片づけ術「断捨離」』の著者 やましたひでこさんによる造語らしいです。

知りませんでした。

「断」は欲望や習慣含めて不要なもの、不快なものを断つこと。
「捨」は不要なものを処分すること。
「離」執着から離れること。

4年前にここへ引っ越す時、荷造りから荷解きまで引っ越しをわずか3日で完了したんです。
それを自慢していた私たち。

しかし、自宅で過ごす時間が以前より増えたここ数年。
気づかないうちに身の回りの持ち物が増えました。

新コロナウイルスによる繰り返しのロックダウンの影響?
いや、それは言い訳。

断捨離は日常の片付けを通して心の新陳代謝を促す、自己探索の方法・・・・
うーむ。なるほど。

でも、やっぱりキティちゃんは大事にとっておこう。

2023年10月13日金曜日

茄子ないの?


「ヘイ! 茄子ないの?」

庭先で通りがかりの男性に突然言われました。

種から育てた小さなトマトの苗を前庭に出した日のこと。
思ったよりも発芽率が良すぎて我が家の狭い菜園では育てきれないのです。
そう、種撒きすぎ。

自分で育てられないことわかっているけど、せっかく発芽したのに「もったいないなあ」
育苗トレイから小さなビニールポットに移植して2週間。

「無料です。どうぞお宅で育ててください」のサインを書いて苗のポットを並べて庭先に置きました。

この失礼な男性は茄子の苗はないのか?と聞いていたのです。
いきなりの「ヘイ!」っていう呼びかけにもカチンと来ました。

私「茄子? 冷蔵庫の中に確か2本ほどあるけど・・・」
その男性は「はあ?」みたいな顔して黙って立ち去りました。

ここは園芸店ではありません。😤

散歩途中の数人が引き取ってくださり、それでもまだ残った苗はオットが通うスポーツジムへ翌日持って行ってもらって無事すべて嫁ぎました。

野菜の種も話のタネも、撒きすぎはあかんね。

2023年10月9日月曜日

私はピアノ



突然私のデジタルピアノ、音が出なくなりました。
気分良く弾いている最中に。

なんの前ぶれもなく電源がスん!とオフになってね。
それっきりメインスイッチを触ってもオンにならないんです。

咄嗟になぜかあの昭和歌謡の名曲「私はピアノ」を半泣きで口ずさんでしまった私。
サザンオールスターズのこの歌を高田みづえがカバーしてましたよね。

歌詞の中に「ピアノ」が出てくるのは最後だけ。
恋にやぶれた女性が孤独な胸の内を歌っているこの歌。

切ない。

その女性がピアノに問いかけているはずなのに、なぜタイトルは「私はピアノ」なんだろう?
そんなどうでもいいことを考えている場合じゃないです。

すったもんだの挙句にアダプターが死んでることが判明。
このピアノを購入した楽器店を通してメーカーに注文しましたが、届くまでに1−2週間かかるそうです。

直前に迫ったコンクールのために猛練習している若い学生さんやったらどうするねん?
とピアノに問いかける春の夜。


 

2023年10月6日金曜日

国民投票に向けて

オーストラリアは10月14日に先住民の地位を憲法の条文に明示する憲法改正の是非を問う国民投票が実施されます。

憲法改正は国民投票で決まり、議会にその権限はないのです。

法案は「先住民、アボリジニーおよびトレス海峡諸島民の声を確立してオーストラリアの先住民族を認識するための憲法改正に賛成するか?」を問うもので有権者は「YES」または「NO」に投票します。

あちらこちらで「YES」のキャンペーンが繰り広げられて、巷の空気としては「YES」を支援することが差別のない社会を望む姿勢の表れであり、自由主義で革新的とされているように私は思うのです。

私はその空気を「いや、それはちょっと違うな・・」と感じていてね。
特に8月にキャンベラに行った時に圧倒的な「YES」絶賛ムードに違和感を覚えました。

近所ですれ違った青年は「NO」に票を入れよう!とデカデカとプリントされたTシャツを着て犬の散歩してました。
思わず心の中で「おお〜!!」と声を上げてしまった私。

実は世論も割れているのです。

現在の首相、アルバニージー首相は国民の一致団結のために賛成票を入れるよう熱心に呼びかけています。
しかし、野党の先住民問題の担当幹部は先住民の諮問機関の設置によりオーストラリアの分断につながるのかも?と難色を示していてね。

前回1999年に「君主制を廃止すべきか、続けるべきか」についての国民投票が実施されました。
僅差ではありましたが君主制存続が決まったんです。

国民投票で憲法を改正するのは大変難しいとされており、全国で過半数の支持を得ることが必要であるばかりでなく6つの州のうち4つの州以上で過半数の支持を集めなければなりません。

私はオーストラリアの永住者ですが、市民権はまだ取得していないので投票権はありません。
投票日、私たちはニュージーランドに行っているのでオットは期日前投票を昨日済ませてきました。

どうなるのでしょう・・・

2023年10月4日水曜日

段取り悪い


夜中に目が覚めて裏庭に出ました。

強風に煽られて転がるブリキのジョウロとバケツがうるさくて。
鉢植えなども一緒に家の中に取り込みました。

雨に打たれながら夜中にこんなことしてるなんて。
テレビの天気予報で明け方にかけて豪雨と強風が予想されるって言うてたのにね。

段取り悪い。

2023年9月25日月曜日

シドニーオペラハウス50周年




今年はシドニーのオペラハウスがグランドオープンしてから50周年だそうです。

オペラハウスにはこれまでにも来たことありますが、一度もガイドツアーに参加したことがなかったんです。
しかし、今回はガイドツアーにオンライン事前申し込みして行ってきました〜
いつもは旅先で「行き当たりばったり」の私にしては珍しく。

オペラハウスが50歳だとは知りませんでした。
世界文化遺産に登録された建物としては新しい建物だったのね。

この週末にシドニーで歯科の国際エキスポが開催されており、そのためにシドニーに来ておられた歯科クリニックのご一行様とガイドツアーでご一緒しました。
最初、ご家族か親戚のグループかと思ったくらい仲良さそうで和気あいあいの皆さん。
ツアーの中盤でちょっとだけ言葉を交わす機会があってね。

感じの良い方々。

デンマークの建築家、ヨーン・ウツソンが設計したオペラハウスは当初の完成予定日が大幅に遅れ、予算も派手に上回ったそうです。
紆余曲折の末、完成までに14年。
外装のタイルは2色で構成されています。
真っ白1色だと太陽に反射しすぎるから・・とのこと。
などなど。






親切なガイドさんのわかりやすい説明。
そして気配りのある案内。
シドニーオペラハウスへの愛がこのガイドさんからひしひしと伝わってね。

ツアーの後、オペラハウスで上演中のミュージカル「ミス・サイゴン」を観ました。
直前の切符手配でしたが良いお席が取れてね。1席だけだったからかな?
ラッキー!

ミュージカル「ミス・サイゴン」はオペラ「蝶々夫人」のストーリーをベトナム戦争時に置き換えたもの・・と言われます。



いつも通りオットの仕事の手伝いで同行したシドニー。
もう何度も訪れているシドニーですが、今回はとても思い出深い滞在となりました。
半日だけの自由時間。
ひとりでも楽しい!




日本語のツアーあります。

2023年9月20日水曜日

スマイル!



メルボルン空港の保安検査ゲートで小さな女の子に「笑って〜」と冗談言うてる係員。
壁に向かってとびきりのスマイルしてじーっとしてる女の子。

カメラなんてどこにもないのにね。

可愛い!

2023年9月15日金曜日

「気付かないと思った」について



「熱っ 苦い 渋い まずい!」
オットが淹れてくれたお茶。

日本の友達がくれたこの美味しい玉露のお茶。
これを淹れる時はね、湯冷しで一旦お湯の温度を下げてから・・・
とお願いしています。

これ、熱湯ぶっかけたに違いない。
なんで? いつもは美味しく淹れてくれるのに。

オット「え? バレた? 気付かないと思った。」

私「玄米茶とかほうじ茶はまあええけど、このお茶は丁寧に淹れてほしいねん。」


父の陶芸作品 湯冷し


かさばらずに軽くて気の利いたプレゼントをくれる日本の友人。
この美味しいお茶はお気に入りの樺細工の茶筒に入れて大事に飲んでます。


家で仕事している日は、必ず午前10時頃と午後3時頃には一旦仕事の手を止めて休憩。
二人分のお茶を淹れるのはオットの役目。
どんなにバタバタ忙しくても必ず午後6時には終了します。
夕食の準備をする私の傍で晩酌の支度をするのもオットが担当。
グラスにワインを注いで乾き物おつまみをセット→二人でお疲れ様の乾杯

オットが淹れるお茶が一回だけ不味かったからって文句言うたらあかんね。
でも、「気付かないと思った」にはムッとしたんです。


2023年9月5日火曜日

セプテンバー


 9月に入ったばかり・・・ 

近所のお宅の玄関にクリスマスリースが早々とかけられています。

クリスマスはまだ3ヶ月以上先です。