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2013年8月27日火曜日

お先にどうぞ

日本のマダムはおそらく見知らぬ男性からの「お先にどうぞ」に慣れてないんやろうね。
 
先日、ホテルのロビーで観光客らしき日本人マダム3人とエレベーター前で一緒になった。
エレベーターを待つ間、楽しそうな日本語の会話が自然と耳に入る。
 
エレベーターのドアが開くやいなや、たまたまそこで一緒にエレベーターを待っていた
ビジネススーツの西洋人の男性が「お先にどうぞ」と私たちに言うて待ってくれはりました。
 
まず真っ先に私が「サンキュー」と言ってエレベーターに乗り込みましたが
その後、3人のマダム達は「お先にどうぞ」と日本語でその紳士に言い返して三対一の押し問答となり、エレベーターのドアの前でモゴモゴになったんよね。
 
その時そこでエレベーター待ってた人が皆エレベーターに乗り終わり、ドアが閉まってから
エレベーターの中でお互い目を見合わせて皆でニコニコ。
 
言葉は交わさなかったけど、なんとなく温かい空気に包まれた。
エレベーター降りたらもう二度と会うことがない人たちとの短くて優しい時間・・・
 
 


2013年8月22日木曜日

ご自由にどうぞ?

 
スーパーマーケットのカートとバスケットってスーパー以外の場所で使ってもええの?
近くの商店街に買い物に行ったら、若い女性がスーパーのロゴが入ったバスケットを下げて平然と歩いているのを見た。それもスーパーからちょっと離れた場所で。かなり身なりの良い女性やった。
本人はもちろん、通りを歩く私以外の人は誰も気にしていない様子。
スーパーのバスケット下げたその若い女性とすれ違ったすぐ後、今度はアジア系のご年配の女性が山盛り食料品やら何やら入ったこれまた同じスーパーのロゴが入ったカートを押して踏み切り渡ってはりました。
どないなってるの? スーパーのカートでお家まで?
こんなん、ええの?
日本の電車の駅で無料で貸し出されているビニール傘感覚やん。
後で元に戻してくれたらオッケーです。ご自由にどうぞ ってこと


2013年8月19日月曜日

映画

映画が終わった後で観客が拍手するのを初めて見た。

先日、メルボルン国際映画祭で上映された日本の映画を見る機会があった。
カンヌ映画祭で審査員賞を受賞した話題作とか。
情報通の友人が誘ってくれた。

日曜日の夜にもかかわらず、劇場はほぼ満員だった。
観客の中で私を含めての日本人はおそらく1割もいなかったと思う。
へ~ 日本の映画に関心ある人沢山いるんやね。
いや、カンヌ映画祭で賞を取ったから・・・?

西洋人が好きなサムライもんでもなく、ストーリーに派手なアップダウンもない。
ハンカチ握り締めてのお涙頂戴映画でもない。

でも、いい映画やった。
血のつながり、家族・・・そういうことを考えさせられた。

私を映画に誘ってくれた友達に感謝。
あの場にいた観客にも感謝。
いい映画やった・・の感想がさらに深いものになったな~

http://soshitechichininaru.gaga.ne.jp/






2013年8月15日木曜日

身障者用駐車場

 
身障者用の駐車スペースに停めている車の運転手は超肥満の人が圧倒的に多い。
 
しかし、たいていはまあまあスタスタ歩いてはる。杖も車椅子も使わずに。
 
車のフロントグラスには身障者のステッカーが貼ってあるので、違法ではない。
 
身体が不自由だから肥満なのか、肥満だから身体が不自由なのか。
いや、そんな単純な問題じゃないのかもしれんけど。
 
高齢の方がショッピングカートにもたれかかるように前のめりになって、ちょっと離れたところに停めた車へゆっくり歩いてはるのを見ると、なんだかな~。
 
新聞の記事で読みました。
オーストラリアは先進国の中では比較的小額の医療費で高い平均寿命を達成してきたらしい。
人口はまだ増加傾向にあって高齢化率は先進国の中では低い水準やねんて。
タバコは日本の消費量と比べると半分以下。
しかし肥満割合はアメリカについで高い水準。
糖尿病患者が若年層にも多くて予防医療の強化の必要あり。
 
ふむふむ、なるほど。。。 へ~
 
 
 


2013年8月14日水曜日

お葬式


日本で告別式に参列するときは服装に決まりがあった。
今でもそうだと思う。
とにかく黒。洋装であれば女性はバッグも靴もスーツももちろん黒。
アクセサリーも真珠のみ。派手なお化粧や赤いお爪はご法度。
男性は黒のネクタイに黒のスーツ。

考えたり迷う必要がない。

だけど、私がこれまで参列したこちらでの告別式はそのスタイルも多様であれば
故人の家族および参列者の服装もさまざま。

故人がこの色好きだったから・・と鮮やかなピンクのミニ丈ワンピースに濃いサングラスの若いお嬢さん見た時はもう「うひゃ~! どうしよう~ どないやのん? 誰か注意したりー」と心で叫んでしもうた。
「告別式の後、ナイトクラブへ繰り出すんかいな?」 と意地悪く聞いてもみたかった。

裏庭からそのまま来ましたって感じの人も堂々と。

服装だけじゃないねん。

友人代表または家族代表のスピーチは故人との楽しいエピソードや笑い話が織り込まれていて
遠慮なく参列者の多くがゲラゲラ笑う告別式も数回経験した。

出棺のときに大音響のロックミュージックが流れてびっくりしたこともあったっけ。
告別式は必ずしも教会とは限らない。

故人がワイン好きだったから・・って告別式でワインを振舞われたこともあるっていう話も聞いた。

悲しくない告別式なんてどこにもない。
だけど、残された人があれこれ考えて、または故人の希望に沿うように、その人の人生を皆で祝福して天国へ見送ろうという皆の想いが感じられる。

故人に会ったこともないのに黒い服着て、葬儀に参列してお焼香するっていうのはこちらでは考えられない。

2013年8月12日月曜日

たばこの箱





タバコはタバコ。どんな箱に入っていても一緒やん。

タバコの中身をショッキングなタバコ警告画像が印刷されている箱からお洒落な別ケースに入れかえて、タバコ吸ってる人がいる。

箱変えても、味変らんと思うけど。
どうなんやろう?

オーストラリアでは去年からタバコのパッケージにロゴは一切なく、タバコ会社は商品名と社名のみを決まった色、書体、サイズの文字で決まった場所に入れなければならない。
パッケージ表面の4分の3と裏面の全面には喫煙で侵された歯茎や失明した目などのタバコの害を訴える警告画像が印刷されてる。
 
今月初めには、連邦政府が向こう4年間にタバコ税を60%引き上げることを発表したんよ。
4年後に20本入りのタバコがオーストラリアでは20ドル以上に。

でも・・・・50ドルでも100ドルでも吸う人は吸うやろう。

非喫煙者の受動喫煙、三次喫煙(サードハンドスモーキング)の被害もなくならない。
喫煙者の服や体に付着したたばこの煙の残留化学物質が周囲に与える害を知ってほしい。
1本吸うと、息からニコチンやタールを含んだ呼出煙が約8時間出続けるといわれてる。

怖い。



 

2013年8月8日木曜日

バービー

オーストラリアの人は多くの名詞を縮めて表現するんよね。
英語ってそれでなくても難しいのに・・・

例えば...
ユニバーシティー → ユニー
ビスケット → ビッキー
プレゼント → プレジー
ハンカチーフ → ハンキー などなど。

オーストラリアに住み始めて間もない頃、当時の同僚が週末自宅でのバーべキューパーティーに
誘ってくれた。
「バービーに来ない?」と言われて、何に誘われてるのかわからんかったことを思い出す。

”バービー” って バービーちゃん?

バーベキュー → バービー

バーベキューってちゃんと言うて!

2013年8月6日火曜日

駐車券

路上有料駐車区画に車を停めて、駐車券売機に向かった時のこと。
コインを券売機に入れようとしたら、若い男性が私に近寄ってきた。
首から腕からお洋服から出てる場所すべてに刺青を入れたいかにもガラ悪そうな人。
一瞬にして身構えた。

しかし、実はその人いい人やった。
最初の15分しか使わなかったから・・・と言って彼が買った2時間駐車券を私にどうぞって。

決して感じいい人じゃあなかったけど、彼の親切がすっごく嬉しかった。

本のカバーで本を判断してはいけないっていう言葉がある。
「人は見かけによらず」かな?

2013年8月5日月曜日

顔色悪い

 
動物病院の待合室ってそりゃー賑やか。
初対面にもかかわらず、飼い主同士の会話が弾む弾む。

我が家の猫を動物病院に連れて行くたび、待合室で猫も私も大歓迎される。
「どうしたん?」とか「何歳?」とか質問攻め。

そしてお互い「お宅のワンちゃん、かしこそう・・・」とか「あなたの猫ちゃん、すっごく可愛い」とか
最大限の褒め言葉も忘れない。

真っ黒のワンちゃん連れたマダムが数日食欲がなくて連れ来たって。
そしたらね、もうひとりのマダムがこう言いました。
「おお、可愛そうに。確かにお宅のワンちゃん顔色悪いね」って。

顔色? 真っ黒のワンちゃんやのに。
誰も笑ってなかった。

2013年8月2日金曜日

天気予報

オーストラリアは日本の国土面積の22倍以上もある大きな大陸。
一年中真夏の場所もあれば、私が住むメルボルンには天候不順ながらも有難いことに四季がある。
メルボルンはこの冬、朝の外気温が1度近くまで下がる日が数日あったりして
例年よりもやや寒い冬。

テレビのニュース番組のお天気予報のお姉さん、まあ、スタジオにいるから暖房は効いているのだろうけど、この冬一番の・・・とか言いながら、そしてスキー場の積雪の話題に触れながらもノースリーブの夏服。
これって地元のテレビ局だからメルボルン。

日本のテレビニュースの天気予報担当の女性って、その季節のお洋服、いや季節先取りのお洋服やんね。

こんなことをいちいち細かく疑問に思いながらテレビ観てる視聴者は私だけなんかなあ?
私って大雑把やし、だいたいの事はあまり気にならんけど。

2013年8月1日木曜日

お刺身の盛り合わせ


極端に炭水化物や糖分を制限する減量法。
若い友人のひとりに聞いた話・・・
彼女の親友が炭水化物を一切摂取せずに厳しい減量に取り組んでいた時、一緒に行った日本食レストランでその減量中のお友達が
「チラシ寿司 ご飯抜きでお願いします」って注文して、もうそれはそれはびっくりしたって。

お店の人も困ったやろうね。
そして出てきたのがお刺身の盛り合わせやったって。

好き嫌いなくバランスよく食べて、必要に応じて量を加減するっていうのはあかんのかなあ?