2017年8月17日木曜日

伸びたカエル

私が通うスポーツジムのグループクラスのひとつにBody Blitz (ボディーブリッツ)
というクラスが毎週金曜日の午前にある。
Blitz(ブリッツ)とは電撃攻撃する、~を急襲する、~をぶち壊すなどの意味。
要するに激しいエアロビクス。

参加者の多くは10代後半から20代前半のきらきらぴちぴちの若い女性。
後方やや左に、私を含め顔なじみの熟年層5-6人がやや遠慮がちに陣取っている。 

先週、熟年層グループのひとりがこの激しいエアロビクス中に派手に転倒した。
障子かふすまか、または壁か塀が突風でバーンと吹き飛ばされた感じの強烈な倒れ方やった。
誰かと衝突したんじゃなくて、足がもつれたらしい。

この時、若いお嬢さん方とインストラクターの優しい対応に私は少し感動。

インストラクターは音楽そのままにしてステージから飛び降り、転倒したまま伸びたカエルのように動けない彼女に駈け寄った。
インストラクターはしゃがみこんで、伸びたカエルのおでこに何度もキス。
「大変、大変! 痛いね。かわいそう、かわいそう、大丈夫?」と繰り返した。
伸びたカエルとインストラクターは母娘ほど年齢に差がある。
しかしこの時、互いの役割は母娘が完全に逆。

他の若いお嬢さん方も倒れた伸びたカエルの手を握ったり、足さすったりしながら「すぐに起きなくてもいいよ。ゆっくりね・・・」などと声をかけて、お水飲ませてあげたり。

しばらくして、伸びたカエルは脇の下から支えられて何とか起き上がり退場。
若いお嬢さん方が階下の受付まで付き添った。

私を含め顔なじみの熟年層はショックでただ茫然と立ち尽くすのみ。

「ああ、無理したらアカンねんな。気つけんといかんな。」と自分に言い聞かせる私。
とても他人事とは思えんかった。

それでも、きらきらぴちぴちの若いお嬢さん方と元気いっぱいのインストラクターが発するまぶしく輝く光みたいなものが好きで、今週もまたこのクラスの後方ややまた左に顔なじみの熟年組のひとりとして陣取る私。

滴り落ちるほどの汗をかくのも爽快で好き。

以前よりもこのインストラクターとクラスの雰囲気がもっと好きになった。

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