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2019年11月30日土曜日

コンポスト

ここに引っ越してしばらく経った頃、市が主催するコンポストのセミナーに参加しました。
週末土曜日の午前中、会場は図書館の会議室。

でっかい会議室にこの日参加者は私含めて3人だけ。

コンポストとは、枯れ葉や台所の生ゴミなどの有機物を微生物や菌の力で分解発酵させて堆肥にすることです。

我が家の裏庭のコンポストはこんな感じ。
外出先で食べたバナナの皮などもできる限り自宅へ持ち帰ってコンポストに入れてます。
何もそこまでせんでも・・ですが。
かれこれ20年以上、コンポストのある暮らしを続けているので、野菜や果物の皮や切り屑を一般ゴミとしてゴミ箱にいれるのは抵抗があるというかなんというか。

この日のセミナーのプレゼンテーターは市の環境課の職員で、若い女性二人。
彼女達はメルボルンの町に近いアパート住まいとのこと。
アパート住まいだから、庭がないから、忙しいから・・コンポストなんて無理。
それは大きな間違いです!!
はっきり冒頭で述べておられたな〜。
自宅のベランダで育てているコンパクトなミミズファームを壇上に展示して熱心に話してくれた。
彼女達が自宅ベランダに設置しているミミズファームはこれ!


その他にもコンポストに関する市の助成金制度、そして一般ゴミ回収のゴミ箱のサイズを小さくすると税金がちょっぴり節約できる・・・・などなど。
それ以外にもこれまで知らなかったゴミ削減の話が沢山聞けて本当に良かった。

このあたりはここ数年で住宅地開発が急速に進んでいて、20年後にはこの行政区画の予想人口が2倍になると言われている。
ゴミの削減はまあどこも深刻な問題。
ここら辺はほとんどの住居が一戸建てです。
だからこそ、より一層力を入れてコンポストの普及に取り組むべきよな〜

この日、プレゼンターはゴミ削減のみならずこの地域が抱える環境問題について熱く語った。
なのにこのセミナーの参加者が3人だけってどういうこと?
聴衆が3人はなんぼなんでも少なすぎる。
こういうセミナーはもっと事前に宣伝せんとあかんあかん。

セミナー後の歓談時に、参加者の一人がこう言うてはりました。
台所の残飯を全部一般ごみに出している人は私の友達として認めない!ときっぱり。

そっか・・・

ある日、友達数人と家庭菜園やらコンポーストのミミズのことで話が大いに盛り上がったことがありました。
その場にいた友達数人のうち一人だけ、植物を育てることはもちろんコンポストなどには一切興味がない人がいたんよね。
私たちの話を辛抱強く静かに聞いた末、彼女が言った印象的なひとこと。
「ゴミはゴミの日に出せばいいでしょう? ゴミ回収に来ないの? 地方税払ってないの?」
これを急に思い出した。

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オーストラリアでは一戸建てなら蓋の色が違う120リットルの大きなゴミ箱が各家庭に平均的には3つあります。
一般ゴミ用、リサイクル用、庭から出る廃棄物用の3つ。
回収日に家の前に置きます。回収の曜日と時間は地区によって異なりますが、一般ゴミは一週間に一度、リサイクルと庭から出る廃棄物は二週間に一度の回収です。
このセミナーに参加した後、早速我が家は一般ゴミのゴミ箱のサイズを小さくしました。
120リットル→80リットルに。
上の写真の一番右の赤い蓋のゴミ箱を我が家はひとまわり小さいサイズに。オットと二人の暮らしなので実はこれでも充分すぎるくらい。
もっと早くに小さいサイズにすべきでした。

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