父と15分だけ面会できました。
アクリル板越しでマイク使って。
昭和4年生まれの父。
93歳。
転倒が頻発したり、お風呂の中で意識がなくなってお湯に浸かったままになったり。
いよいよ一人暮らしが無理となり、7年前から介護サービス付き住居でお世話になっています。
実家の片付けと売却の準備で大変だったあの頃・・・
住居内で繰り返しコロナの集団感染が発生しているにも関わらず
父はまだ一度も感染することなく元気なんです。
記憶の障害と耳が遠いこと以外は特に大きな健康上の問題もなく機嫌良く過ごしている様子でした。
よくしていただいている職員の皆さんに足を向けて寝られないのです。
「食事は美味しいし、よく眠れるし。100歳まで生きられるかも」と父が。
去年の5月は建物の外からガラス越しでの面会しかできませんでしたが、今回は建物の中での面会が許可されました。
いつも通り自分のことばかり話す父。
オットも一緒に行ってたのに、オットのことは透明人間みたいにまるで無視。
面会時間終了の間際になってやっとオットの近況を少しだけ尋ねてくれたけど。
あっと言う間に15分の面会時間が終了!
「遠いところから会いに来てくれてありがとう」なんて決して言わない。
それでも、最後は歩行器押して建物の正面玄関まで見送ってくれました。
介護士の方に付き添っていただいて。
父は長い間私たちに手を振っていました。
それでもう私は充分。
オットは毎回私と日本の家族や親戚との「あっさりした別れ際」を不思議がります。
「ええねん。」
#介護サービス付き住居
#面会の制限
0 件のコメント:
コメントを投稿