不動産仲介業者が売り出し物件を一般公開して希望する買い手に見せる。
これをオープンインスペクションと称して、不動産仲介業者が土曜日に設定することが多い。
売主がまだ実際にそこに住んでいる場合もあれば、店子に貸して店子が住んでいることもある。
先日、あるお宅のオープンインスペクションの日にいきなり冷蔵庫を開けはった初老の紳士がいた。
一緒に来ていたご家族にえらい叱られて、その初老の紳士は気の毒なほどションボリ。
笑ってはいかんのですが、私ちょっと笑ってしもうてね。
人の家のプライベートな空間のひとつである冷蔵庫をなぜ開けたいと思ったのか?
冷蔵庫開けて中を見て、それでどうしたかったのか?
これらの質問をあの初老の紳士に聞いてみたところで、きっと答えはなかったやろう。
小学生になり、子供達だけで互いの家を行き来するようになった頃に他のお宅で守らなければならないルールやらマナーを母親から繰り返し言われたことを思い出す。
そのうちのひとつが「他人の家の冷蔵庫を勝手に開けてたらアカン」やった。
実は自宅を売却することになり、明日が初回のオープンインスペクション。
今週は家の中と裏庭&前庭の掃除に勤しんだ。
近所の人の中に普段あんまり付き合いがないお宅もある。
そんな親しくないご近所さんやら、物件購入に全く興味がない人も野次馬のようにオープンインスペクションにドカドカ来てしまうことがある。
私がこれまで自宅売却の際にオープンインスペクションを嫌って避けてきた理由はそれ。
しかし、今回は不動産仲介業者の担当者にちゃっちゃと希望価格で売りたいなら是非にとオープンインスペクション実施を勧められた。
物件の入り口に不動産業者が立って、見に来た人には必ず身分証明書の提示を求めて記録するのが普通。
しかし・・・不特定多数の人に家を公開するっちゅーのはどうもねえ。
今日になってもまだグズグス言うてます、私。あかんね。
家族の写真含めて飾り物はできるだけ外して、貴重品も置かないようにして、お花などさりげなく活けて。
あ、そうや! 冷蔵庫の中も綺麗にしとかんと!
明日のオープンインスペクションの間、小一時間ほど外で時間を潰します。
ただ今、家の売却と次の家探しを同時進行中。
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