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2023年6月19日月曜日

オットとジャパン その11 草履と下駄




東京品川の下駄屋さんで草履の修理をお願いし、初めて自分で草履の花緒を選ぶという経験をしました。
そして兵庫県の姫路の履物屋さんでカスタムメイドの下駄を初購入!

まず草履・・・
友人から譲ってもらった高級フォーマル用の草履。バッグとセットになってるんです。
たしかに高級なんだけど、いざ草履を婚礼の日に履いてみるとね。
花緒が劣化してたんやろう。
花緒の裏側がポロポロ取れて、歩きながら草履から地面にゴミが・・・
そして花緒があたる部分が痛くて歩きにくい。頭も痛い。

この草履の修理は今回の一時帰国中のやることリストのトップ3に入れてました。

投宿先から近い品川の老舗の下駄屋さんを訪ねました。

「草履も修理できますよ〜」と快く対応してくださってね。
5代目と6代目の親子で下駄屋を営んでおられます。
5代目の若旦那さんと若女将さんが色々と親切にアドバイスしてくださり、数ある中から花緒を自分で選んですげ替えてもらったんです。
お二人のアドバイスがなければ、永遠に迷って決められへんかったかも?と思うくらい沢山あるんです。
5代目のお父様も一緒に私の足に合わせてお二人で丁寧にすげ替えの作業してくださいました。
そしてどこまででも歩ける!ほど履きやすいの。草履、生まれ変わりました。


う〜 しまった。ビフォーの写真を撮り忘れた!

ここはもともと下駄屋さん。
紬や小紋であれば足袋履いて下駄もオッケーと教えていただきました。
そして下駄にも色々な種類と格があることも。

知りませんでした。

下駄って浴衣を着た時しか履かないものだと思ってましたから。
私が持っている下駄は・・
学生の時に夏祭りだか花火大会のために近くの商店街で母が間に合わせに買ってくれたチャチな下駄。

で、今回初めてちゃんとしたマイ下駄を購入したんです。

翌週、兵庫県の姫路でこれまた店構えに歴史を感じる履物屋さんにふらっと入りました。

品川の下駄屋さんで草履の修理をお願いした時に下駄のあれこれを教わった日から、着物に合わせて下駄を履いてみたいな〜とぼんやり思ってたんです。

ここはお母さんとお嬢さんのお二人でお店を切り盛りしておられます。
創業80年だそうです。
下駄の台と花緒を自分でそれぞれ選んでね。とてもワクワクしました。
またここでも私の足に合うように手際よく花緒をすげてもらいました。

オリジナル下駄〜 嬉しい! ピタッと心地良いのよ。



お母さんは花緒をすげながら何度も私にこうおっしゃってました。
「娘はね、花緒のすげ方を覚える気持ちがまったくないんですよ」って。

もしかしたら、この履物屋さんはもうこのお母さんの代でお商売を閉じてしまわれるのかなあ?

お嬢さんもお母さん同様に感じが良くてプロとしてのアドバイスが的確。そのうえ美人。
播州地方の着物民たちのために千代田屋を是非継いでほしい。

最近は下駄も草履もオンラインで簡単に買えるけどね。
しかし・・・
やっぱりこういう熟練の職人さんがいるお店で台と花緒を自分で選んで、草履も下駄もきちんとプロに足に合わせてもらうと最上の履き心地なんよ。
値打ちあります。

なーんちゃって・・・ 偉そうに。


#東京品川 丸屋履物店
#姫路和装履物 千代田屋

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