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2024年12月21日土曜日

ひとりで日本 5)最終回 振り返り


 羽田からのカンタス航空がシドニーに着いて入国審査を終えた後、ターンテーブルでスーツケースを受け取る際に若い男性がさっと手伝ってくれてね。

「ああ、オーストラリアってやっぱりええなあ」と実感する。

勝手な私。

日本一時帰国の最後には「もう少し日本にいたいなあ〜」と思うのですが
空港でカンタス航空の尾翼のカンガルーマークをガラス越しに見るや否や
一刻も早くメルボルンに戻りたくなった。

毎回そう・・・

シドニーで乗り継いでメルボルンへの機内で楽しかったあれこれを振り返りました。

熊本→天草→島原→神戸→明石→播州赤穂→東京
ご機嫌の楽しい一人旅。

実家がないからホテルやAirbnbでの滞在が続くなか、明石の従姉妹が腕によりをかけて作ってくれた晩ごはんは本当に嬉しかったなあ。
栗入りのお赤飯、柿が入った紅白なます、ロールキャベツなどなど。
私の好きなものばっかり。

95歳の父を介護サービス付き住居に訪ねた日、父にこう言われました。
「正子はええ旦那がおるから心配いらん。だけどあんたはまだひとりやからなあ〜」って。
正子は私の妹です。
私はまだひとりものらしい。
父の記憶は曖昧で、切れたりつながったりしているのでしょう。

「心配かけて悪いね」と言うしかない。

今年8月にパートナーを亡くした中学校時代からの旧友を訪ねました。
悲しみと寂しさをしっかりと受け止めながらも気丈に前を向いている様子がわかって安心もしたし、彼女を誇らしくも思いました。

他にも長年つきあいが続く親しい友人たちに会えて楽しい時間を過ごしてね。
限られた滞在期間で似たようなものが続かないよう毎回「何食べたい?」と事前に聞いてくれる心遣いも嬉しい。

みんな、年末の忙しい時に時間を作ってくれてホンマにありがとう!
また会おう。

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