80歳は超えておられる紳士がバスの中でよろよろと立って私に席を譲ってくれはった。
いや~そんな!! 大恐縮。
降りる停留所まであと少し。
丁重にお礼を言ってお断りしたら、その老紳士が突然大声で怒鳴るように私にこう言いました。
「ぐずぐず言わんと、はよ座り。車内で立っている女性はあんたひとりやねんから」
すると老紳士の後ろに座ってた若い男の子がさっと立って私に席を譲ってくれてん。
「ああ、すんません。僕がもっと早く席を譲らんとあかんかったのに」
ああ、もうどうしたらええの、私・・・
車内の人、私をじーっと見てる(ような気がした)
そしてますます降りる停留所が近づいてくるやん~
ほんの数分、せっかくやからちょこっとだけ若い男の子が譲ってくれた席に座らせてもらった。
その若い男の子と老紳士に再度お礼を言って下車。
降りた後も窓から多くの乗客が私を見てニコニコしてた。(ような気がした)
ああ、脇の下からじわーっと汗が。
でもちょっと時間が経ってからものすごく嬉しかったんよね。
この日のことはこれからもずーっと忘れへんと思う。
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