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2013年7月29日月曜日

キスとハグ

日本で久しぶりの友人に再会するたび、嬉しさのあまりハグして友人にドン引きされる。
「あかん、またやってもた・・・」
ひとりしかいない姪もティーンエイジャーになった頃から嫌がるもんね、私がハグしてキスすると。

そりゃあそうや。私だってあのまま日本にいたら、私の友人や姪と同じ感覚を持ってたやろう。
久しぶりに会ったからといって、会って早々皆が見てる前でそれも日本人からハグされたら「どひゃ~っ」てなるわな。

性別年齢関係なく初対面の人からも別れ際に「会えてよかった。また会おう」とキスされたり
「おめでとう!」も「おお、なんてこった!」の時も「きゃ~ 久しぶり」の時もハグ&キス。

もちろん最愛の特別な人とも。

オーストラリアに住み始めた頃、確かに私自身これに慣れるのに少し時間かかったっけ。

こちらへ来てすぐにオーストラリア人の友達の実家へ週末食事に招かれた時のこと。帰る間際にその友達のお母さんが私を玄関でぎゅ-っと抱きしめてくれて「何かあったら私たちを頼ってね」と言ってくれた。
嬉しくて涙ぐんでしまったことを思い出す。
そのお母さん、一昨年あの世へ旅立ちはりました。

思っていることは言葉に出し、きちんと表現して相手に伝えるという習慣。

子供の頃を振り返ってみても、私は両親から抱きしめられたり、キスされた記憶がない。
(遠い目)
「愛している」と言われたこともない。
まあ、日本人は親子で「愛している」とはあんまり言わんよね、今でも。

日本へ一時帰国した時、家族がこちらへ来てくれた時、最後家族と別れる時はただ「ありがとう。」とか「元気で」と言うだけ。

ほんまは家族との別れが辛くて寂しくてたまらんのにね。

父とは毎回握手をして別れる。
私はそれで充分だと思っている。
言わなくてもわかっているから。




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