で、オットはいったいどこへ行ったんやろう。
まあ、ええわ。
愛想の良い看護師さんが自己紹介しながらベッドのリクライニングのハンドルをくるくる回して私をゆーっくりと起こしてくれてね。たったこれだけやねんけど、彼女の優しい口調と私への接し方が嬉しかった。
「気分どう? お腹空いてませんか? サンドイッチと温かい飲み物どうですか? 」と聞いてくれました。
昨夜の夕食を最後にずーっと飲まず食わずだったので、「はい、お願いします」と言ったはいいが、実は気分がいいも悪いもわからず、まだ猛烈に眠い。
サンドイッチと飲み物がのったトレイを持った看護師さんが部屋に入ってきた。
私のベッドに近づくやいなや、彼女の携帯電話が鳴った。
するとこの看護師さんね、トレイを迷わず床に置いて携帯電話に出たんよ。
「げっ!」とぼんやりした頭で驚く私。
業務連絡だったらしい。
「わかりました。すぐ行きます。」とだけ短く答えて彼女は電話を切った。
床に置く?
こんな些細な事が気になる。あかんな、私。
iPadを手にしながらその後ウトウト眠ってしまってね。
次に目覚めた時には当然サンドイッチと紅茶は手をつけないまますでに下げられていた。
結局食べなかったんやから、そんなことどうでもええやんか!
なんだけど、この時の小さな驚きを書き記しておきたかったのです。
あの人は誰やったんやろう? に続く
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