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2020年10月25日日曜日

犬禁止



駐車場すぐの側にも「No Dogs」のサインがあるのに、歩き始めて30分ほどでいきなりワラワラと鎖に繋がれていないワンコ達に5匹に囲まれた。
ここは犬禁止のはず。

我が家から15分ほど車で走った場所へブッシュウオークに出かけた日のこと。
鳥のさえずり以外、風の音しか聞こえない静かで美しい自然の中でご機嫌だったのに。
にわかに私の気分がだだ下がり!

どないなってるねん?

しばらく歩くと、それぞれの飼い主らしい人達とすれ違った。
皆愛想が良くて「ハロー」と言ってくれるのはいいけど、ここで犬を自由奔放に散歩させたらあかんやろう。

あちこちにカンガルーやウオンバットの新鮮な落とし物を見た。
ここが犬禁止の主な理由はおそらく野生動物を守るためやと思う。

オーストラリアでは公園やブッシュウオークのコース、それからキャンプ場やビーチなども犬オッケーの場所とそうではない場所がはっきり分かれている。
鎖なしで散歩が可能な場所とそうでない場所も。
飼い主のマナーのみに頼らない、明確な決まり事がある。

実はかなり前に犬に飛びかかられて派手に転倒したことがあってね。
家の近所の公園を鎖なしで散歩していた大型犬だった。
明かにこれはルール違反。
慌てる様子もなく、私に手を差し伸べて起こしてくれた飼い主が笑顔でしゃらっとこう言わはった。
「この子、すごく人懐っこいの。あなたのことが好きなのよ〜」

謝罪なし。怪我はなかったけど・・・ でも服はかなり汚れた。

それ以来、鎖に繋がれていない大型犬を見ると正直ちょっと怖い。
たとえ鎖に繋がれていても、飼い主をグイグイ引っ張りながら荒々しく歩く大きな犬とすれ違う時は無意識に体に力が入ってしまう。

散歩中にすれ違う全ての人があなた達同様にあなた達の犬を心底愛しているわけではないことを知ってほしい。

犬、好きだけどね。

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