2021年4月30日金曜日
オー マイ デイアー
2021年4月25日日曜日
藤娘に捧ぐ
「藤娘」というあだ名の母方の叔母が先日老衰で静かに旅立ったと昨夜従姉妹から連絡がありました。
母の兄弟姉妹は母を含めて6人。
下から2番目の私の母が一番先に亡くなり、その後次々とあの世へ。
若くしてこの世を去った兄弟姉妹の寿命をもらったようにひとり長寿だった「藤娘」。
「藤娘」は日本舞踊を習っていた頃に、発表会で「藤娘」を舞いました。
あの頃「藤娘」はいったい何歳やったんやろう? よく覚えてないけど、「藤娘」を舞うに相応しい年齢ではなかったことは確か。
発表会の後、その晴れ姿を記念テレホンカードにして周囲に配り、私もその一枚を一時帰国していた際に「藤娘」からもらいました。
顔面かなり厚く白塗りした不気味な晴れ姿に絶句したことをよく覚えていてね。
それ以来、勝手にこの叔母を「藤娘」と呼んでます。
オーストラリアではもちろん使えない日本のテレホンカード。
だけど、私の財布のカード入れの奥には「藤娘」の晴れ姿記念テレホンカードがずーっと入ったまんまなんです。
今朝、久しぶりにそのテレホンカードを財布のカード入れから取り出して、「藤娘」の晴れ姿を見てクスッと笑った。笑った後にちょっと泣いた。
もう一度会って子供の頃からずいぶん可愛がってもらったお礼をきちんと言いたかったのに。
私は一度もスリなどの被害に遭うことなく財布をなくすこともなく、ここオーストラリアのメルボルンで長年安全に過ごしている。
きっと財布の中の「藤娘」テレホンカードが魔除けとしての効力を大いに発揮してくれているのでしょう。
「藤娘」が亡くなり、これで母方の叔父と叔母全員あちらで顔が揃ったことになります。
(いや、あちらって行ったことがないのでどんな場所なのかよくわからんのですが・・・)
願わくば私の母含めて一族郎等が「藤娘」を”あちら”で迎えながら「あんた、遅かったな〜!」となどと叔父(藤娘の夫)がまず冗談を言い、「藤娘」も「いや〜 時間かかったけど、やっと着いた、着いた・・・」などと”あちら”の玄関口みたいな場所でワイワイ賑やかにしているといいな。
少し前に「藤娘」から譲ってもらった花瓶に今日はお花を生けよう。
「藤娘」に捧ぐ。
”このテレホンカード、ずーっとこれからも大事に財布に入れてるからね〜”
2021年4月19日月曜日
ガソリンスタンド
「靴をよく拭いて泥を落としてください。または靴を脱いでお入りくだい。」
2021年4月10日土曜日
ながら携帯はやっぱりアカン
2021年4月3日土曜日
母の誕生日に
昨日は母の誕生日。
母は35年前に50歳で他界したんです。
生きてたら85歳。どんなおばあちゃんになってたんやろう?
「ツナグ」の映画をネットフリックスで観ました。
たった一度だけひとりの死者と再会させてくれるという使者と、半信半疑でその使者の元を訪れる数人の依頼者を取り巻く物語。
私が一生に一度だけひとりの死者と再会させてあげると言われたら、誰に会いたいのだろう?
母に会いたい?
う〜ん・・・
いや、答えはノー。
だって母が他界した年齢を私はずいぶん前に追い越している。
再会したらきっと母は50歳のままで現れるやろうね。
正直な母はこう言うに違いない。
「あんた、どうしたの? 老けたねえ〜」って。
そしてケラケラ笑うに決まってる。
たまに夢に出てくるので、それで充分。
その「ツナグ」の映画に八千草薫が出演していた。
母との再会を希望して使者の元を訪れる中年男性のエピソード。
母親役が八千草薫。
急に高校生の時に観たテレビドラマ「岸辺のアルバム」を思い出す。
家族に隠れて不倫する主婦役が八千草薫だったっけ。
電車の駅で向かいのホームにたたずむ八千草薫の姿に魅了されたと電話をかけてきたのが
竹脇無我。
八千草薫も竹脇無我ももうこの世にはいないんよね。
あ、そうそう。
薫と言えば・・・・
私の中学生時代からの親友「薫」。
彼女のお父さんが大の八千草薫のファン。
なので、長女の彼女は薫と命名されたらしい。
その親友、薫の妹はひとみちゃん。
八千草薫の本名はひとみやねんて。
お父さん、筋金入りのファンやったんやね。
私の親友の「薫」も美人です。