「ひとつ、あげる。どれがいい?」
連休中、メルボルンの街中で信号待ちの時に
一緒に信号待ちしていた3歳くらいの見知らぬ女の子から声かけられた。
愛想の良いその女の子がね、小さなステッカーが沢山貼ってあるシートをにゅーっと突然私に差し出した。
お母さんが側でちょっと困った顔して私に「すみません・・・・」
「いえ」などとあいまいに微笑みつつ、ぼーっとしてたら
ステッカーのひとつをその女の子が素早く私の手の甲にペタっと貼ってくれてね。
お母さんがまた私に「すみません・・・・」
すぐに信号が青に変わり、お母さんに手を引かれながら女の子はあっという間に雑踏の中へ消えて行った。
「ありがとう!」ってお礼を言うタイミングを逃してしもうたなあ。
手の甲の小さなステッカー、よく見ると”I Love You” (ちーっちゃい字の)メッセージつきステッカーやった。
なんだか嬉しくて夜までずーっとそのステッカー手の甲に貼ったままで過ごした。