ページ

2018年5月15日火曜日

ポッサム

一旦日が沈むと、漆黒の闇に包まれる。
三日月の夜に裏庭でキラっと光る動物の目。
ブッシュテイルポッサム!
樹上で生活する夜行性の動物です。

ポッサムの被害に悩むお宅は沢山あります。
屋根裏に巣をつくって繁殖し、夜中にポッサムが走り回る音で眠れなかったり、庭で大切に育てた植物を食い荒らしたり。

我が家の被害はさほどでもありませんが。

飼っていた老猫が死んでから、我が家の裏庭にもポッサムを夜見かけるようになりました。
いや、以前からいたのかなあ?

「ポッサム達、しばらく留守にするから夜間の見張り頼んだで!」

※ ここをお訪ね下さる皆さん、いつもありがとうございます。
次回の更新は6月初旬となります。

高野山のTシャツ

先月、スポーツジムで高野山の某宿坊のTシャツを着ているご婦人に会った。
私達が一昨年高野山を訪れた時に泊った宿坊と同じだったこともあり、声をかけてしばらくおしゃべり。
桜を愛でながら高野山から那智勝浦まで熊野古道を2週間かけてご主人と歩いたって。

もう何度も日本へ行ったことあるらしい。

それ以来、このご婦人とちょっと親しくなった。

しかし・・
会うたびまったく同じTシャツ着てはります。
たまたま?

いや、オットがこのご婦人にスポーツジムで会う時も毎回同じTシャツらしい。

同じTシャツ2枚か3枚買ったのかもしれんね。

2018年5月11日金曜日

バットマン


ゴールドコースト滞在中に泊ったホテルは、ポップカルチャーのエキスポ会場のすぐ近く。我々のような出展者やイベント関係者も沢山泊っていたのは知っていた。

イベント最終日の夕方、エレベーターに乗り合わせた完璧バットマンのコスプレの人。
もう・・・・かっこ良すぎて、私は緊張のあまり息苦しさを覚えたくらい。
通常はこういう場合、コスプレの人に「ナイス」とか「クール」とか気軽に言葉をかけるんだけど、私。

この日エレベーターで一緒だったバットマンは、まるで映画の中から抜け出てきたかのよう。
むしろ「話しかけんといて」オーラというか、可愛げのない自信に満ちていた。

時として完璧は人を遠ざけるなぁ。

2018年5月7日月曜日

アップグレード

先日、ゴールドコーストでの宿泊先で早朝にうっかり部屋の煙探知機を派手に鳴らしてしまう出来事があった。
すぐに受付から電話があり、状況を説明。
台所のトースターでちょっとだけパンが焦げました。
すみません!と謝罪。

台所とベランダの窓を開けて換気して「ふーっ」と額の汗ぬぐう仕草などしながら落ち着こうとすると、大音量の全館放送が・・・

「先ほどのサイレンは無視してください。異常ありません。ご安心ください。ご迷惑をおかけしました」

ひょえー! 他の宿泊客含めてホテル全部の人に迷惑かけたのね、私達。
「すみませーん!」私とオットはただひたすら頭を下げて謝った。
私達以外誰もいない部屋で頭ペコペコ・・・ とほほ。

今回のゴールドコースト滞在中、私達はラッキーにもホテルのお部屋を追加料金ゼロでアップグレードしてもらい、心ウキウキ。25階でキッチン付き。広いリビングが寝室とは別になっている豪華なお部屋。ファンシーなテーブルと椅子がセットしてあるオーシャンビューのバルコニーだってあるのだ。

以前ゴールドコースト在住だった友人が勧めてくれたおシャーレなベーカリーで上等のパンを買った。備え付けのエスプレッソマシーンで美味しいコーヒー飲みながらゆっくりとホテルの部屋で朝食を楽しむはずやった。

滞在中、ホテルのフロントデスクの前通る度に私達は何となく目を伏せて足早であったことは言うまでもない。

ところで・・ゴールドコーストはメルボルンから飛行機で約2時間ほど東海岸線を北上した美しい場所です。

【回顧録】
アップグレード⇒浮かれる⇒大失敗 がそういえば以前にもあった・・
飛行機のエコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードしてもらった時、嬉しすぎて赤ワインをバーンとこぼした。自分の服も鞄もその辺にあったものをワイン色に染めたことがある。ホンマ、あの時も客室乗務員の方々に迷惑かけた。

2018年5月1日火曜日

お仏壇


初めてお邪魔した元同僚のお宅に立派なお仏壇があった。
驚いた!
インテリア雑誌に出てくるようなモダンで素敵なお家のインテリアに、不似合いと言えば不似合い。
だけど不思議とその仏壇が置かれているその空間だけは、違う空気が満ちているようにも感じられた。

15年ほど前に彼女が信仰を持つようになったきっかけや、このお仏壇がもともと戦争花嫁としてオーストラリアに来た日本人女性のものだったこと、その方が亡くなった時に仏壇を譲り受けることになった経緯、そしてこのお仏壇はその戦争花嫁が日本から持って来た唯一の花嫁道具であったこと、などなどを話してくれた。

つまり、この仏壇かなり古いってことよね。

職場でも私生活でも、この元同僚の彼女はファーストネームを英語名に変えていた。
オーストラリア在住歴が長く、物知りで、情報通で、優しくいつも冷静に物事を判断する彼女。部署も職務もまったく異なってはいたが、以前の職場で私は同じ現地採用の日本人として彼女を頼りにしていたし、親しい間柄だと思っていた。

この日、彼女の意外な一面を知った。
そして、彼女がさらに魅力的に見えた。