復路の羽田→メルボルンの機内でのこと。
熱いコーヒーが左肩の上から降ってきました。
一瞬の出来事。
アツ〜!!
びっくりしたのと熱いのとで、シートベルト外して立ち上がり・・・
その場で小さくぴょんぴょんしてしまった私。
向こう側の通路から駆け寄ってくれた女性の客室乗務員。
彼女が私にくれたのはちっちゃな紙ナプキン2枚。
なんで?
濡れタオルかなんか持ってきてえ〜
その紙ナプキン2枚くれた女性の乗務員に聞かれたんです。
「着替え持ってますか?」って。
私「いえ〜 下着と洗面道具しか持ってません。」
乗務員「夜行便なのに機内持ち込みの荷物に着替えないんですか?」
なんだかちょっと責められているような気がしました。
被害妄想かもしれませんが。
スーツケースは飛行機に預けっぱなしのまま機材のトラブルで空港近くのホテルで一泊することを余儀なくされた・・・そしてそれに似た経験が過去に数回ありました。
なので下着と洗面道具だけは機内持ち込みの荷物に入れています。
しかし、全部の着替えは持ってませんでした。
肩からお腹、そして白のパンツも派手にコーヒー色に染まってね。
シートも濡れました。
私に熱いコーヒー肩から降らせたこの客室乗務員ね。
同じカートで一緒に朝食を給仕していたもうひとりの乗務員に大きな声でこう言いました。
「この女の人がコーヒーこぼしたんだ〜!」って。それも2回。
自分のミスじゃないって主張したかったんやろう。
いや、もしも私がこぼしたとしたら・・・
なんで肩から派手に濡れるねんっ
私がコーヒー受け取る手を出す前に彼がコーヒーから手を離したんです。
だけど、今そんなこと訴えてもしゃーない。
起こったことは起こったこと。
立ったまま自分のハンカチタオルで拭き拭き・・
肩からお腹にかけてヒリヒリする。
コーヒー色に染まったシャツをチラッとめくってみると、やっぱりお腹の皮膚がちょい赤い。
しばらく経ってからベテランっぽい別の客室乗務員が私の席へ謝罪に来てくれてね。
チーフパーサーかな?
氷のパックと航空会社のでっかいロゴ入りのパジャマをくれました。
多分グレードが高いクラスの乗客に機内で提供してるパジャマだと思う。
この時、客室乗務員にひとり急病の人が出てたらしいんです。
私が座ったエリア担当の乗務員チームの人数がマイナスひとり。
バタバタしてたと正直にベテランの彼が話してくれました。
せっまい機内のトイレで航空会社のロゴ入りのパジャマに着替え、座席に戻ってたら濡れたシートをオットが拭いてくれてました。
シートにオットのブランケット敷いて・・・
やれやれ。
機内での朝食を逃したままメルボルン空港に到着。
パジャマ姿で降機→入国審査→スーツケース受け取り→税関検査・・・
どうか知った人に会いませんようにと祈るような気持ちで空港を出て駐車場へ。
今後は下着のみならず全部の着替えを機内持ち込みのバッグに入れて空の旅するぞ!
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最後はとほほでしたが、これまでの一時帰国の中で今回の旅は最も思い出深いものとなりました。
旅行中にお世話になった皆さん、どうもありがとう。
今回の一時帰国編を最後までお読みいただき、感謝!です。
次回からはメルボルンに戻ってからのあれこれを書きますね。
【追記】
今回の一時帰国でまた素敵な出会いがいくつかありました。
〜秋田県の田沢湖近くの投宿先で知り合った東京のお若い感じの良いご夫婦へ〜
いただいたメルアドにメールを送ったのですが宛先不明とのこと。
このブログのアドレスもあの時お渡ししたので、もしも読んでくださっていたら是非連絡ください。