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2023年6月29日木曜日

10周年


 

10年経ちました。

ここを訪れてくださる皆さん、どうもありがとうございます。
あらためてお礼を申し上げます。

私たちは人生半ばをだいぶ過ぎてから出会って結婚しました。
どんなにふたり元気に長生きしても金婚式などを祝うのは無理。
なので、小さなことでもそれぞれの節目は大事に振り返りつつふたりで祝うつもりです。

どちらかが先にあの世へ旅立った時に・・・

古いアルバムをめくるようにこのブログを読み返すことができたらと思ったのがこのブログを始めたきっかけでした。

晩酌しながら話すことや稀有な出来事などをオットがまず絵に描き、それに文章を加えるという作業を繰り返しています。

これからも続けます。

皆さん、どうぞ今後ともよろしくお願いします。


2023年6月22日木曜日

接客レベルの差 



先月末に日本からこちらメルボルンに戻ってすぐ、シドニーへ行きました。

搭乗口の航空会社職員の接客態度ったらもう。

「はい、次!」ってカウンターに肘ついたまま列に並んでる乗客に向かって大声で。
そして「こっち来い」のハンドサイン。

それもガムかみながら。

LCCだから仕方ないのか?
いや、日本のLCCはもっと丁寧です。

安い航空会社を使っても、お手頃価格の宿に泊まっても、立ち食いそばのお店に入っても、日本はとにかく安心して良いサービスが受けられる国。
素晴らしい!

あ、そうそう。
オーストラリアってね、空港の手荷物の保安検査でも超失礼な検査員が多いんよね。
「あんた、何さま?」と言いたくなることがちょくちょくある。

どこも人によっては礼儀正しくフレンドリー。
でも、それはあくまで人によるんです。

雇用側や組織側が接客指導なんてまずやってないのでは?と思うほど。

日本とオーストラリアでは接客標準レベルに大きな差があるなあ〜とあらためて感じました。
いや、何を今さら・・・なんだけど。

日本から戻ってすぐだったから、普段より余計にそう感じたのかも。


 

2023年6月21日水曜日

オットとジャパン その12(最終回)熱いコーヒー降ってきた


復路の羽田→メルボルンの機内でのこと。
熱いコーヒーが左肩の上から降ってきました。
一瞬の出来事。

アツ〜!!

びっくりしたのと熱いのとで、シートベルト外して立ち上がり・・・
その場で小さくぴょんぴょんしてしまった私。

向こう側の通路から駆け寄ってくれた女性の客室乗務員。
彼女が私にくれたのはちっちゃな紙ナプキン2枚。

なんで?

濡れタオルかなんか持ってきてえ〜

その紙ナプキン2枚くれた女性の乗務員に聞かれたんです。
「着替え持ってますか?」って。
私「いえ〜 下着と洗面道具しか持ってません。」
乗務員「夜行便なのに機内持ち込みの荷物に着替えないんですか?」

なんだかちょっと責められているような気がしました。
被害妄想かもしれませんが。

スーツケースは飛行機に預けっぱなしのまま機材のトラブルで空港近くのホテルで一泊することを余儀なくされた・・・そしてそれに似た経験が過去に数回ありました。
なので下着と洗面道具だけは機内持ち込みの荷物に入れています。

しかし、全部の着替えは持ってませんでした。

肩からお腹、そして白のパンツも派手にコーヒー色に染まってね。
シートも濡れました。

私に熱いコーヒー肩から降らせたこの客室乗務員ね。
同じカートで一緒に朝食を給仕していたもうひとりの乗務員に大きな声でこう言いました。
「この女の人がコーヒーこぼしたんだ〜!」って。それも2回。
自分のミスじゃないって主張したかったんやろう。

いや、もしも私がこぼしたとしたら・・・
なんで肩から派手に濡れるねんっ
私がコーヒー受け取る手を出す前に彼がコーヒーから手を離したんです。

だけど、今そんなこと訴えてもしゃーない。
起こったことは起こったこと。

立ったまま自分のハンカチタオルで拭き拭き・・

肩からお腹にかけてヒリヒリする。
コーヒー色に染まったシャツをチラッとめくってみると、やっぱりお腹の皮膚がちょい赤い。

しばらく経ってからベテランっぽい別の客室乗務員が私の席へ謝罪に来てくれてね。
チーフパーサーかな? 
氷のパックと航空会社のでっかいロゴ入りのパジャマをくれました。

多分グレードが高いクラスの乗客に機内で提供してるパジャマだと思う。

この時、客室乗務員にひとり急病の人が出てたらしいんです。
私が座ったエリア担当の乗務員チームの人数がマイナスひとり。
バタバタしてたと正直にベテランの彼が話してくれました。

せっまい機内のトイレで航空会社のロゴ入りのパジャマに着替え、座席に戻ってたら濡れたシートをオットが拭いてくれてました。
シートにオットのブランケット敷いて・・・

やれやれ。

機内での朝食を逃したままメルボルン空港に到着。
パジャマ姿で降機→入国審査→スーツケース受け取り→税関検査・・・
どうか知った人に会いませんようにと祈るような気持ちで空港を出て駐車場へ。

今後は下着のみならず全部の着替えを機内持ち込みのバッグに入れて空の旅するぞ!

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最後はとほほでしたが、これまでの一時帰国の中で今回の旅は最も思い出深いものとなりました。
旅行中にお世話になった皆さん、どうもありがとう。

今回の一時帰国編を最後までお読みいただき、感謝!です。
次回からはメルボルンに戻ってからのあれこれを書きますね。


【追記】
今回の一時帰国でまた素敵な出会いがいくつかありました。
〜秋田県の田沢湖近くの投宿先で知り合った東京のお若い感じの良いご夫婦へ〜
いただいたメルアドにメールを送ったのですが宛先不明とのこと。
このブログのアドレスもあの時お渡ししたので、もしも読んでくださっていたら是非連絡ください。

2023年6月19日月曜日

オットとジャパン その11 草履と下駄




東京品川の下駄屋さんで草履の修理をお願いし、初めて自分で草履の花緒を選ぶという経験をしました。
そして兵庫県の姫路の履物屋さんでカスタムメイドの下駄を初購入!

まず草履・・・
友人から譲ってもらった高級フォーマル用の草履。バッグとセットになってるんです。
たしかに高級なんだけど、いざ草履を婚礼の日に履いてみるとね。
花緒が劣化してたんやろう。
花緒の裏側がポロポロ取れて、歩きながら草履から地面にゴミが・・・
そして花緒があたる部分が痛くて歩きにくい。頭も痛い。

この草履の修理は今回の一時帰国中のやることリストのトップ3に入れてました。

投宿先から近い品川の老舗の下駄屋さんを訪ねました。

「草履も修理できますよ〜」と快く対応してくださってね。
5代目と6代目の親子で下駄屋を営んでおられます。
5代目の若旦那さんと若女将さんが色々と親切にアドバイスしてくださり、数ある中から花緒を自分で選んですげ替えてもらったんです。
お二人のアドバイスがなければ、永遠に迷って決められへんかったかも?と思うくらい沢山あるんです。
5代目のお父様も一緒に私の足に合わせてお二人で丁寧にすげ替えの作業してくださいました。
そしてどこまででも歩ける!ほど履きやすいの。草履、生まれ変わりました。


う〜 しまった。ビフォーの写真を撮り忘れた!

ここはもともと下駄屋さん。
紬や小紋であれば足袋履いて下駄もオッケーと教えていただきました。
そして下駄にも色々な種類と格があることも。

知りませんでした。

下駄って浴衣を着た時しか履かないものだと思ってましたから。
私が持っている下駄は・・
学生の時に夏祭りだか花火大会のために近くの商店街で母が間に合わせに買ってくれたチャチな下駄。

で、今回初めてちゃんとしたマイ下駄を購入したんです。

翌週、兵庫県の姫路でこれまた店構えに歴史を感じる履物屋さんにふらっと入りました。

品川の下駄屋さんで草履の修理をお願いした時に下駄のあれこれを教わった日から、着物に合わせて下駄を履いてみたいな〜とぼんやり思ってたんです。

ここはお母さんとお嬢さんのお二人でお店を切り盛りしておられます。
創業80年だそうです。
下駄の台と花緒を自分でそれぞれ選んでね。とてもワクワクしました。
またここでも私の足に合うように手際よく花緒をすげてもらいました。

オリジナル下駄〜 嬉しい! ピタッと心地良いのよ。



お母さんは花緒をすげながら何度も私にこうおっしゃってました。
「娘はね、花緒のすげ方を覚える気持ちがまったくないんですよ」って。

もしかしたら、この履物屋さんはもうこのお母さんの代でお商売を閉じてしまわれるのかなあ?

お嬢さんもお母さん同様に感じが良くてプロとしてのアドバイスが的確。そのうえ美人。
播州地方の着物民たちのために千代田屋を是非継いでほしい。

最近は下駄も草履もオンラインで簡単に買えるけどね。
しかし・・・
やっぱりこういう熟練の職人さんがいるお店で台と花緒を自分で選んで、草履も下駄もきちんとプロに足に合わせてもらうと最上の履き心地なんよ。
値打ちあります。

なーんちゃって・・・ 偉そうに。


#東京品川 丸屋履物店
#姫路和装履物 千代田屋

2023年6月15日木曜日

オットとジャパン その10 お化粧


神戸から青森へ移動する日、熱心にメイクアップしている若い男性が神戸空港のゲート待合エリアにおられました。

私はいいと思います。
男性がメイクしても。

オットはちょっと違和感覚えたようで、私の肘ツンツンしてたけど。

2023年6月12日月曜日

オットとジャパン その9 十和田市現代美術館


十和田市現代美術館の専用駐車場にレンタカーを停めたのに、駐車場から十和田市現代美術館への道を迷いに迷ってね。

この日私は携帯電話を宿に置いたまま。
オットの携帯はこんな時に限ってバッテリーがゼロ。

グーグルマップ使えない!

どんくさい、私たち。

自転車の修理とレンタサイクル屋を兼ねたお店に助けを求めました。
お忙しいのにお店のご主人が親切にしてくださって感激〜。

「まっすぐ行ってふたつ目の角を右・・・すぐそこ」
ここはよくわかったのですが、あとは聞き取れないところも実は多かったんです。

なぜなら強い青森弁! 
素敵。
地方の言葉をその地元で聞くのは大好き。

このご主人ね、最後に
「美術館の玄関まで一緒に行ってあげようか?」などとニコニコおっしゃる。

よっぽど私たち頼りなさそうに見えたんやろうね。
こんなところで迷ってるなんて。

「いえ、大丈夫です。ありがとうございます。」

その節はお世話になりました。

十和田市現代美術館、事前に特に調べもせずに思いつきでその日ふらっと立ち寄ったんです。
訪れて本当に良かったなあ〜

自転車屋さんのご主人との出会いも含めてね。
下調べもせず、予定に特に組み込まずに訪れた場所って旅を終えて振り返ると案外印象深く記憶に残ることがありますよね。




#十和田市現代美術館

 

2023年6月10日土曜日

オットとジャパン その8 なんでもお箸で

ピザをお箸で食べている若者を見た。
なんでもお箸で・・

それはいいと思うけど、食べ辛いでしょう?

 

2023年6月7日水曜日

オットとジャパン その7 通りゃんせ



🎵通りゃんせ〜 通りゃんせ〜 🎶 口笛吹きながら信号を渡るオット。
音楽が鳴らない交差点で。

恥ずかしいやん。

視覚障害者に青信号を告げるメロディー式の信号機が減ったように思うんです。
「夕焼け小焼け」とか「春の小川」とか以前は色々あったのに。

「カッコウ」とか「ピヨピヨ」とか鳥のさえずりの音が鳴る擬音式交差点のみに変わっていくのでしょうか?

 

2023年6月6日火曜日

オットとジャパン その6 大荷物で観光



箱根に行った時に感じたこと。
アジアの観光客の多くはなんでそんなに大きなスーツケース持って観光するんやろう?
コインロッカーがあちこちに沢山あるのにね。

不思議・・・


2023年6月5日月曜日

オットとジャパン その5 都市部と地方都市


東京都内に滞在した時と比べると、地方都市の方がマスク着用率がうんと高かったように感じました。

同乗者がいないのに車内でマスクして運転している人をバスの車窓から何人も見ましたよ。


あ、それから・・・・
ある地方都市のホテルで。
ビュッフェスタイルの朝食会場。
使い捨ての手袋着用ってどういう効果があるのだろう?
不思議に思いながら手袋したけど、手袋せずにトングで取り分けている人も半数以上おられました。


あれからもうかれこれ1ヶ月が過ぎようとしているので、もしかしたら状況は変わっているのかもしれませんが。