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2013年9月24日火曜日

スーパーのレジにて



スーパーマーケットのレジで全部小銭で払った若者の話。
それも全部銀貨でっせ。銀貨! オーストラリアは1ドルと2ドルは金貨。
だけど金貨はひとつもなかった。 

スーパーのレジに並んで品物全てをカートからベルトコンベヤに並べ終わって、ふと前の人見た。すると、蓋とった缶を逆さまにしてジャラーっと大量の銀貨を支払いのためにばらまきよった若者がいた。

レジのお姉さんの顔色が瞬時に変った。 私も額にも斜線!

ひょえ~

私の後ろに並んではったふたりは素早く隣のレジへ。そりゃあ、そうやろ。
しかし、こんな日に限って私は猫のトイレの砂やらなんやら、重いものを沢山買う日で、もうベルトコンベヤーに並べてしもうた。 私は他のレジへ移動ができない。

待つしかない。ああ、ついてないな~

レジのお姉ちゃんとその若者は大量の銀貨を10枚ずつ積み上げる作業を始めた。
それがもう要領悪く、のろい!
しゃーない。私、手伝おうやないの。 

とにかく3人で一心不乱に言葉も交わさず、目も合わさず、しかし力は合わせて銀貨数えた。
どれくらいの時間が経過したのかよく覚えてないけど、この若者の買い物の金額がA$65.50だったことだけは覚えてる。
 
やっと終わった。

レシートを受け取りながらその若者は、悪びれもせずにややおどけて私に言った。
「あんた、コインで払ったらあかんで」って。

よう言うてくれるわ。

すべて銀貨でお買い上げの食料品その他全部持って足早に立ち去り、レジのお姉さんと私は互いに微笑むしかなかった。

2013年9月10日火曜日

お茶とおしぼり


勤務先で来客にお茶を出す・・・・
これ、日本ではどうですか?
女性従業員は今でもこんなことしてはります?
業界やら会社の規模、場所にもよるかもしれんけど。

20年近く前、日本で勤務した当時の職場では女性従業員が来客にお茶出すっていうのはもうなかったな。

ところが!!
メルボルンにまだありました、そういう会社。
私の勤務先です。素晴らしい。

私がこの会社に雇われた当時、お客さんに出すお茶として玄米茶しか台所になかった。
お客さんに玄米茶??? びっくり。
今はね、抹茶の粉入りお煎茶っていうのを調達。
急いで少々雑な淹れ方しても、きれいな緑色の美味しそうなお茶になる。

来客にお茶出して毎回一番喜んでくれるのは、そこに同席する弊社の現地社員。
特にローカルのトップ。
彼らが派手に喜んで単純な私を嬉しがらせてくれる限り、来客時にお茶淹れます。

まあ、そんなことはどうでもええ。

お茶だけちゃいまっせ。
VIPのお客様にはおしぼりも出す。
”おしぼり”でっせ。

おしぼりはね、電子レンジでチンして出すねん。

あるとき、超VIPの日本からのお客さんにアツアツのおしぼり出してもた。

「あちちち・・・・」親指と人差し指でおしぼり広げて冷ましながら
「散髪屋みたいやな」と笑って、眼鏡はずしてデボチン(おでこ、額とも言う)から
首のうしろから、もうがーっと全部拭いてはりました。

真夏に日本の喫茶店でこういうおっちゃん沢山おったな。
薄いビニールの小袋に入ったおしぼりを、両手でパーンって派手に叩いてはった。
懐かしいな。
今はどうですか?

2013年9月6日金曜日

健康のための食生活と生活習慣

 
 
最近、私の周囲に不健康な菜食主義者と超肥満の無農薬食品愛好者が多い。
 
ひとりは完全菜食主義者で卵や乳製品も駄目。
ヨガのお稽古に熱心で、ほぼ毎日通ってる。
でもね、ホンマ気の毒なことにいつも体調が優れないねん。
慢性の偏頭痛、不眠、皮膚疾患、食べ物のアレルギー、などなど。
各種のサプリメント錠剤と処方箋がないと買えない薬を常に沢山飲んでるんよね。
 
もうひとりの菜食主義者は顔色悪くて、生気がない。
すっごく痩せていてヘビースモーカー。
ある食事会でたまたまその人の隣のお席に座る機会があったんだけど、何でも食べる私達へお説教というか大演説が止まらない、止まらない。
 
- 親愛なる超肥満の無農薬食品愛好者の皆様へ -
食べる量を少し減らすことをお勧めさせていただきたいです。
無農薬食品は大量に食べても太らない、
そんな魔法のような食品であればええねんけど。
 
もちろんそれぞれの食生活には個人の信念があるから尊重しなくちゃね。
 
健康意識が高く、実際に健康を目指す生活習慣と食べ物知識が豊富な友人たちも周囲にいて、常日ごろから色々なことを教わって大感謝。

2013年9月5日木曜日

勘違い


オーストラリアでは201397日の総選挙に合わせて上院選挙も。

このたびの上院選で全76議席のうち40議席が改選される。

改選40議席に54政党が名乗りを上げていると聞いた。
 
議席数より政党数が多いってどないなってるんやろう?
 
過去最多の政党数らしい。

 
セックス党(Australian Sex Party)もそのうちのひとつで、安楽死やら同性の結婚の合法化を目指している。

 

オーストラリアの選挙運動は静か。

街頭演説はほとんどなく、選挙カーも見たことない。

与野党政党代表がオーストラリア各地を忙しく周って遊説する様子が、テレビやラジオ、新聞紙上で伝えられる。

 
そんな折、街角でセックス党のビラを配って道行く人に支持を訴えている女性にへんてこりんな質問しているおじさんが。

「そのパーテイーはどれくらいの頻度で?」と聞いたらしい。

 

嘘みたいな話でしょう? ホンマやねんて。

 

2013年9月3日火曜日

折り紙

 
日本に休暇で一時帰国するたびに、日本の店員さんのギフト包装の技術の素晴らしさに感動。
 
オーストラリアでギフト用の包装をお店でお願いしても、がっかりすることが本当に多くてね。
もう自分でやったほうがよほどマシなので、「ギフト用に包装しましょうか?」オファーされてもお願いするのを止めてるねん。
 
ずいぶん前、メルボルンのあるイベントで折り紙を地元の人たちに紹介するチームのお手伝いに参加させてもらったことがあるねんけど、子供も大人もとにかく角を合わせて紙を折るという
シンプルで基本的なことが大変苦手な人が多かったことを思い出す。
 
子供にはチューリップ、きつね、象などの簡単折り紙を中心に。
 
角を合わせて紙折れない人たちも「鶴 教えて」と。
鶴、大人気やったな。(遠い目)
 
領収書とクレジットカードのレシートをホッチキスで留める時、紙をそろえずにホッチキスで紙の真ん中をガチンって留めて平気でお客に渡す店員さん、多い。
「紙と紙がくっついとったら、それでええやろう?」という感じ。
 
まあ、確かにそうやねんけど・・・