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2021年12月9日木曜日

喪中とは


日本の喪中ってどんなんやったんかいな?と思うある出来事が去年ありました。

年賀状の代わりにクリスマスカードを毎年書くようにしてます。特にインターネットのアクセスがない日本の高齢の親戚やらお世話になってる方々などに。

コロナの厳しい外出規制やら何やらででしばらくご無沙汰している友達に例年よりもやや近況多めに書いてクリスマスカードを出した時のこと。ちょうど今頃やった。

その時ひとりの日本人の友人からすぐにLineで返事があってね。

「クリスマスカード届いたよ。ありがとう。だけど喪中なんです。」

親戚のおひとりが病気で他界されて「喪中」とのこと。なので、クリスマスカードや新年の挨拶は遠慮しますって。

亡くなられたのはおじさん(おばさんの配偶者・・血のつながりはない)らしい。

「え? 喪中って確か2親等くらいまでじゃなかったっけ?」

でも、何親等か、血のつながりがあるかないかなんて関係なくその他界されたおじさんと生前彼女はとても親しかったのかも・・・彼女にとって大切な人なんやろうと思いました。

でもその後、クリスマスから年末年始にかけて子供さんやらお友達との会食はじめ、なんだかんだの楽しい催しやら新年のお祝いの様子の写真や動画がSNSにアップされててね。

豪華なお節のお重の写真もあったっけ。それ見てよだれ出ました。

「あれ? 喪中とちゃうの?」とちょっと不思議に思った。

私が知っている喪中は・・・

その年に近親者が亡くなった場合、故人の冥福を祈って晴れがましいことや派手な行動は慎しむ。年賀状などの新年の挨拶含めてお正月飾りとかお正月料理などのお祝いはせずに静かに過ごす、など。

実際に母が亡くなった時に私が家族と経験した喪中は確かそうやったから。

周囲も喪中ってそんな感じやったと思います。

まあ、あれから30年以上経ってるから日本の喪中も色々変化しているのかもしれん。

年賀状は遠慮します・・・年賀状出さない・・・これが喪中の意味であってもそれはそれなのかも。

オットに聞いてみた。オーストラリアでは(というかオットの一族郎党および周囲に)日本の喪中みたいな習慣はあるか?

答えはノー 

但しその人の出身国や宗教などによって違うやろうとのこと。そりゃあそうや。私が住むここオーストラリアは多文化社会やからね。

身近な家族をその年に亡くした人たちが寂しいクリスマスを過ごさないように周囲は気遣う。クリスマスから年末年始にかけて家に招いたり、楽しい行事に誘ったりするのが私の周囲では一般的なように思う。

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